我が子と他の子の成長を比べてしまい、モヤモヤ… 現役小児科医が成長の見守り方を伝授「比べるのは他の子ではなく、その子自身の昨日と今日」【監修者インタビュー】

マンガ

公開日:2026/1/30

 ブラック企業の過酷な業務で命を落とした23歳の和史は、成人男性の心を持ったまま赤ちゃん・エミに転生。やさしい両親のもとに生まれたものの、赤ちゃんの体は思い通りに動かせず、言葉も話せない。はじめて寝返りをうつだけでも、相当のがんばりが必要で…。もしかしたら、生まれたばかりの赤ちゃんはかなりブラックな環境にいるのでは――!?

 すこしずつ成長する赤ちゃんのかわいらしさが微笑ましい反面、試行錯誤する和史の心の声や、和史が生前出会った人物との意外な展開に笑える漫画『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)。医療従事者でもある作者の茶々京色さんによって、赤ちゃんの発達段階や子育て中の安全対策などがこまやかに描かれているのも本作の魅力。エミに癒やされながら、わかりやすくて勉強になると話題です。

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 本稿では、監修を務めた現役小児科医のDr.しばさんに、最新巻『赤ちゃんに転生した話4』の魅力や赤ちゃんを安全に見守るコツなどを聞きました。

――主人公のエミがかわいらしく、赤ちゃんの安全対策や発達を見守るための情報も本作の魅力です。はじめて読んだときの印象はいかがでしたか?

Dr.しばさん(以下、Dr.しば):まず純粋に「赤ちゃんかわいい!」と思いました(笑)。同時に、赤ちゃんの未熟さや危うさがとても丁寧に描かれていて、コメディでありながら学びが多い作品だと感じました。子どもの成長を温かく見守る視点が一貫している点も印象的でした。

――未熟な赤ちゃんが普段の生活で直面しやすい危険は多く、そのような箇所はかなり専門的に描かれています。監修の際に心がけたことを教えてください。

Dr.しば:監修の正確さはもちろんですが、読者の方が不安になりすぎないことを大切にしました。事故や危険を描く際も、「怖い話」ではなく「気をつければ防げる話」になるよう意識しています。著者・編集部の方とも、読者目線を大切にしながら丁寧にやり取りさせていただきました。

――赤ちゃんはこうやって成長していくのだな…という発達段階が伝わってきました。発達については、まわりの子と我が子を比べてモヤモヤする保護者も多いと思いますが、診察でもそういう相談は多いですか?

Dr.しば:よくあります。明らかに病的な発達の遅れがある場合は精査をしますが、病的とは言えず親御さんの不安が強い場合は「発達には個人差がある」ということをお伝えしています。発達の段階において比べる相手は他の子ではなく、その子自身の昨日と今日で考えてほしいと思っています。

取材・文=吉田あき

※診療行為が必要な場合は必ず医療機関を受診の上で主治医もしくは助産師の指導に従ってください。また発達について気になることがあったら医師に相談しましょう。

Dr.しば
小児科専門医。小児科医として10年以上の実績を持つ。小さなお子さんのいるご家庭向けのお役立ち情報をSNSで発信中。(https://x.com/Shiba_kids

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