娘の不登校を経験した漫画家が考える「小1の不登校が増え始めた理由」【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2026/2/12

 生活そのものが学びの場であった園生活に対し、小学校では授業への取り組みが生活の中心となる。急激な変化に対応するための「小学1年生」という大事な時期に、もしも“怖い先生”と出会ってしまったら――。

娘が小1で不登校になりました 先生が怖くて学校に行けない』(ことり/KADOKAWA)は、小学校に入学してすぐ不登校になってしまった女の子と、その家族の物語だ。

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 入学から1週間は楽しそうに小学校へ通っていた娘・こっちゃん。しかし3週間目に入ると、言葉にならないうめき声を発するようになる。

 母親のことりさんはさまざまな工夫を凝らし、娘が少しでも前向きな気持ちで学校へ行けるよう奔走するが…。ついに心が限界を迎えたこっちゃんは、「いぎだぐない」と泣き叫んでしまう。

 娘が学校へ行きたくないと訴え始めた当時の思い出や、小学校入学を控えるお子さんを持つ保護者へのアドバイスを、著者のことりさんに伺った。

――本作では、園と小学校との環境の違いや、その差についていけない子どもの様子が描かれていましたね。

ことりさん(以下、ことり):入学したての児童の学校生活は、そもそも無理があるような気がします。数日前まで保育園や幼稚園で過ごしていた子どもが、45分間も机に向かうわけですから。学校側も最初は遊び要素の多い授業をたくさん入れてくれていますが、幼稚園、保育園との差がありすぎてついて行けない子は多いのかもしれません。

――小学1年生の不登校はコロナ前から増え始め、依然として多いと聞きます。

ことり:自分が子どもの頃は、たとえ嫌だろうが「学校に行く」以外の選択肢はなかったし、親も登校しないことを許さない風潮があったように感じます。今は親の考え方も変わり、自粛や休校が多かったコロナ禍から「学校に通わない」もひとつの選択肢になったのかもしれませんね。

 そうは言いつつも、いざ我が子が不登校になると「みんなと同じ」ではないことに不安を覚えるわけですが…。

取材・文=吉田あき

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