娘が小1で不登校に。学校でつらい思いをしている子どもに保護者はどう寄り添う?【著者インタビュー】
公開日:2026/2/14

生活そのものが学びの場であった園生活に対し、小学校では授業への取り組みが生活の中心となる。急激な変化に対応するための「小学1年生」という大事な時期に、もしも“怖い先生”と出会ってしまったら――。
『娘が小1で不登校になりました 先生が怖くて学校に行けない』(ことり/KADOKAWA)は、小学校に入学してすぐ不登校になってしまった女の子と、その家族の物語だ。
入学から1週間は楽しそうに小学校へ通っていた娘・こっちゃん。しかし3週間目に入ると、言葉にならないうめき声を発するようになる。
母親のことりさんはさまざまな工夫を凝らし、娘が少しでも前向きな気持ちで学校へ行けるよう奔走するが…。ついに心が限界を迎えたこっちゃんは、「いぎだぐない」と泣き叫んでしまう。
娘が学校へ行きたくないと訴え始めた当時の思い出や、小学校入学を控えるお子さんを持つ保護者へのアドバイスを、著者のことりさんに伺った。
――娘さんが学校で疲れてしまった時に休めるようにと、ことりさんが筆箱に描いた「ママの目」。とても素敵なアイデアだと思いました。
ことりさん(以下、ことり):じつは私も息抜きが苦手なタイプでした。校長先生の長い話も、最後まで真剣に聞いていたくらい…。だから、周りからは授業をちゃんと聞いているように見えつつ、こっそり息抜きできるような「スイッチ」があれば、娘も気が楽になるのではないかと思い、準備してみました。
――娘さんの反応はどうでしたか。
ことり:毎日「今日もママの目、見てたよ」と教えてくれました。私からも、仕事の合間に娘のことを考えていたことを伝え、「こっちゃんがママの目を見ている時、ママもこっちゃんのことを考えてるのかもね」と話していました。
――愛情が娘さんにもしっかりと伝わったのですね。その他にも、生活リズムの調整や、学校での様子を詳しく聞くなど、娘さんが安心して学校に通えるように工夫されていました。ちょっとつらい気持ちになっている子どもの心に寄り添う秘訣を教えていただけませんか?
ことり:正直なところ、すぐになんでも寄り添えたわけではありません。学校に行かない子どもを朝起こすのは面倒でしたし、疲れている時や時間がない時に話をじっくり聞く気になれない時もありました。でも、朝起こさないと夜も当然寝ないので、夫も含め全員で朝方にシフトしました。そこは夫が柔軟に対応してくれて助かりました。
ちなみに、毎日話を聞いていたのはお風呂の時間です。私もお風呂では娘の話を聞くと決めていたので、娘も日課のように話してくれるようになりました。
取材・文=吉田あき
