哺乳瓶でスポドリを飲み、赤ちゃん言葉で億ション住まい。この蕎麦屋ただものじゃない!【著者インタビュー】
公開日:2026/2/15

試食販売、蕎麦屋、キャバクラ、ゲイバー、設計事務所……そしてワーキングマザーに。高校生での初アルバイトから貧乏美大生時代の変わったアルバイトまで。一風変わったお仕事遍歴を綴ったのがコミックエッセイスト・まぼさんのエッセイ『勤労ロードショー 今日も財布がさみしくて 』(まぼ/KADOKAWA)。しんどい経験や情けない失敗も隠さず綴られる一冊からは、たくさんの笑いと元気、そして「働くって楽しい!」という気持ちをもらえることまちがいなし。まぼさんに、エッセイで綴られた職業についての裏話を伺った。
――初めてのバイトはスーパーでの試食販売員。その次にスタートさせたのが、蕎麦屋でのバイトということでしたが、店長のキャラクターが強烈で面白かったです。派遣会社からの紹介で働き始めたとのことでしたが、数ある派遣先からこのお店を選んだ理由はなんですか?
まぼさん(以下、まぼ):お給料が「現金即日払い」という一点が強すぎました。他の派遣バイトだと、派遣会社までお金を取りに行かないといけなくて。しかも派遣会社までの交通費は実費なんです。働いた分の現金がその場で手に入るというのは、当時の私にとって一番の魅力でしたね。
――蕎麦屋の店長は赤ちゃん言葉で住まいは億ションという、かなりキャラが濃い人物ですよね。漫画に載っていないエピソードなどもありますか?
まぼ:描けないようなことばっかりなのですが(笑)。店長のご実家にも行ったことがあります! お父様にお会いしたのですが意外なことに普通の方という印象でした。漫画にも描きましたが店長の弟もかなり変わった方なので、どのようにして兄弟が育ったのか非常に興味深かったです。店長の弟には「水着買ってあげるから一緒にプール行こう」と誘われたこともありましたが、もちろんお断りしました(笑)。
――蕎麦屋のバイトで勉強になったなと思うことはありますか?
まぼ:飲食店としての業務はアユミさんという前任の方からもちろん教わったのですが、お客さんが全然こなかったので実践する機会があまりなくて。ただ、たまにくるお客さんはみんなアユミさんが大好きだったんです。すごくコミュニケーションスキルの高い方だったので、そこは勉強になったなと思います。
取材・文=原智香
