異常な体のだるさが続き、まるでプールの後のよう…。身近だが意外と知らないバセドウ病とは?【著者インタビュー】

マンガ

公開日:2026/2/16

 甲状腺疾患のひとつ、バセドウ病。甲状腺疾患の患者数は17人〜19人に1人、と言われているものの、その詳細について知らない人は意外と多いだろう。漫画『夫がバセドウ病にかかったら』(桜木きぬ:著、伊藤病院 内科部長 渡邊奈津子:監修)には、38歳でバセドウ病と診断された夫を7年間支えた妻の記録が綴られている。

 夫婦と8歳の息子で3人暮らしの桜木家。ある日を境に、夫のアキラさんは体調不良を訴えるようになる。長引く不調に不安を感じ受診すると、バセドウ病と診断され…。突如として始まった闘病生活にへこたれながらも、明るく寄り添おうとする家族。その姿はリアルそのものだ。そんな漫画の著者・桜木きぬさんが、バセドウ病との向き合い方について教えてくれた。

※『夫がバセドウ病にかかったら』のエピソードをもとにインタビューを行っています。病気の進行や症状は個人差がありますので、詳細は医療機関などにご確認ください。

――バセドウ病のことをよく知らない人は意外と多いようです。桜木さんも夫のアキラさんが発症するまではよくご存じなかったと伺いました。

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桜木きぬさん(以下、桜木):私自身もほとんど知識はなく、夫が診断された時は、“芸能人の方が活動休止した病気だよね”くらいにしか考えられませんでした。女性がなりやすい病気だとなんとなく思っていたので、夫が診断を受けたのは意外でしたね。

 いざ調べてみると、場合によっては仕事をやめなきゃいけないほど症状が重くなったり、寛解しにくい病気と知り驚きました。

※寛解(かんかい)…症状が一時的または永続的に軽くなったり消えたりする状態のこと。バセドウ病は完全治癒が難しいため、通常は寛解を目指す。

――漫画には、甲状腺疾患を発症する確率は17人~19人に1人くらい、と書かれていました。桜木さんの周りにも同じ病気の方がいたそうですね。

桜木:何人かの友人からそのように聞きましたが、もちろん公言してない方もいると思います。それもあって、確率の割には認知度が低い病気だなという印象を抱きました。

――漫画では、バセドウ病の体のだるさを「プールの後のよう」と表現されていました。実際のアキラさんの様子はいかがでしたか?

桜木:症状が重い時期は、通勤するのもギリギリという感じで辛そうでした。

取材・文=吉田あき

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