“鬱”な食事を通してこの時代を生きる心情をあらわす『鬱ごはん』に、共感しかない
レビュー
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『鬱ごはん』(施川ユウキ/秋田書店) フリーター青年・鬱野たけしは鬱々としている。定職も友人も恋人も趣味もなく、粛々とアルバイトをこなす日々はそれほど楽しくもないけれど、特別に不幸なわけでもない。ファ…