男心をマスターして恋をつかむ! 「男女の恋愛観の違い」が分かる切ないショートストーリー
公開日:2022/9/16

自信がなくて告白ができない。つらい失恋を繰り返したくない。恋人ができたことがない――。恋愛の悩みは、いつだって深刻だ。黙って待っていても“白馬の王子様”が現れるのなら苦労はしないのだけど、そうはならない現実を知っていながらも、なかなか行動を起こせないから難しい。
もしくは、どんなに努力を重ねても片思いが成就せず、「私を好きになってくれる人なんかいない」と、途方に暮れることもあるかもしれない。
そんなふうに悩める女性たちに向け、恋のバイブルとして誕生した一冊が、『まだ私、あなたの特別になれますか?』(KADOKAWA)。恋愛における男心を赤裸々に語るアラサー男性5人組YouTuber「しゅくろーから夜ふかし」が、初めて手掛けた書籍である。本書は5つの恋愛ストーリーを男女それぞれの視点から描いており、しゅくろーから夜ふかしのメンバーが、それぞれの物語に登場する女性たちに“男の本音”を指南するという流れで進んでいく。
彼らが一貫して伝えるのは、「“男女の恋愛観の違い”が“恋のすれ違い”を生んでいる」ということ。恋愛には“相手”が存在している以上、互いに気持ちを理解し合わないと報われない結果を招きやすい。それは当たり前のようだが容易ではない。自分の本心は押し込めずに、相手の気持ちも汲む。その絶妙なバランスが必要だからこそ、恋愛を難しく感じるのかもしれない。
一編に、同じ会社に勤める33歳の大沢美咲と27歳の長谷誠の物語がある(「まだ私、あなたの特別になれますか?」)。
有能で上司からの信頼も得ている美咲を、先輩として尊敬していた誠。その思いはいつしか恋心に変わっていた。美咲は誠の気持ちを知って心が揺れ動くものの、仕事一筋で恋の経験が少ないことをコンプレックスに感じ、どうしていいのかわからずただ悶々とした日々を過ごしている。
1年の月日が過ぎ、美咲は誠から2度目の告白をされる。
「私なんかより、もっといい人がいると思う…」
誠が同期の若い女性社員と楽しそうにしている姿を見て自信をなくした美咲は、彼の気持ちを素直に受け入れることができず、断ってしまう。
「もっと若かったら長谷くんと付き合う未来もあったのだろうか」
「今の私では彼を満足させることなどできないに決まっている。そしていつか、彼はそんな私を捨て、若い女の子を選ぶだろう」
年齢という変えられない障壁が、美咲の心に重くのしかかっていた。
一方、誠はというと、「年上の美咲に男として頼られたい」という思いに駆り立てられ、この1年、ひたむきに仕事に励んでいた。仕事の目標を達成したあかつきの告白だったが、「私なんか」という美咲の言葉にひどく傷つく。
「私なんかってなんだ。あなたに釣り合う男になろうと精一杯やってきた僕が好きなあなたを、あなたに否定される」
「年齢とはそんなに重要なものなのだろうか。いくつであっても女性は年齢を理由に物事を諦めがちだと僕は思う。何かを始めることに、早いや遅いということなんて決してないのに」
誠にとっては、年齢差は些細なことだったにもかかわらず。
「“若い”誠に自分は似合わない」という美咲と、「“有能な”美咲に自分は不釣り合いだ」という誠。たとえ思い合っている2人でも、ずれた価値観が恋を遠ざけてしまう。互いの心に歩み寄ることの大切さが分かる切ないエピソードになっている。
本書の後半には、“モテる女性”になるためのテクニックを掲載。「美人じゃなくてもモテは作れる」というコンセプトのもと、男性の本音に沿った魅力的な女性になるためのメソッドが、シチュエーション別に紹介されている。デートやベッドで喜ばれるテクニックなど、今すぐ好きな男性に試してみたい手法が満載である。
ナビゲーターのしゅく子さん(YouTubeにて、しゅくろーさんが女装して恋愛テクニックを発信しているキャラクター)は、最後にこう語っている。
「一度や二度失敗したとしても、それは未来の成功のための布石。何度でも立ち上がって、前を見て、自分で幸せをつかみにいきなさいね」
ラストにこめられたこの言葉が、幸せな恋を手に入れるための根本的な心得であることは間違いない。
文=Rum
【書籍情報】
『まだ私、あなたの特別になれますか?』(しゅくろーから夜ふかし/KADOKAWA)
彼は一体何を考えているの? 今度こそ、この恋がうまくいきますように…。圧倒的な支持を得る恋愛系YouTuberが贈る恋のストーリー&テクニック。男女両方の視点から描いたショートストーリー&恋愛講座の解説で男性心理と恋愛のリアルが見えてくる! 恋愛に悩む女性の背中を押してくれる1冊。
【著者略歴】
しゅくろーから夜ふかし
登録者数20万人超えYouTubeチャンネル「しゅくろーから夜ふかし」の5人組。恋愛における男性心理を赤裸々に語り、幅広い年代の女性から支持を得る。本作でも書かれている「セフレは泊まると言ったけど」は700万再生超え。2022年中に登録者数50万人を目指して鋭意毎日更新中(※登録者数は2022年9月現在)。