どんな困難が襲いかかろうと生きることをあきらめない――戦国時代末期の石見銀山を舞台に描かれる銀掘たちの物語。直木賞候補作『しろがねの葉』

レビュー

『しろがねの葉』(千早茜/新潮社) 深い悲しみに身を置きながら、生き長らえようとすることは容易ではない。人生とは難儀なもので、何かの拍子に、生きるのも地獄、死ぬのも地獄…という事態に陥ることがある。ひど…

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