同作は『花とゆめ』で連載されている師走ゆき氏の人気コミックスで、宝島社が発表した「このマンガがすごい！ 2023」ではオンナ編第9位にランクイン。世の女子たちを惹きつけてやまない話題沸騰中の作品だ。

　まずタイトルにある“多聞くん”とは、大人気アイドル「F/ACE（フェイス）」のメンバー・福原多聞のこと。国宝級の顔面と高校生とは思えぬ色気を漂わせ、グループのセクシー＆ワイルド担当として人気を博している。

　同作のヒロイン・木下うたげも、そんな彼の魅力にどっぷりとハマったひとり。家事代行のバイトをしながら推し活に励んでいたのだが、ある日仕事で向かった先にはなぜか最推し・多聞の姿が…。推しに貢ぐお金を稼ぎに来たら、派遣された先が推しの家だったのだ。

　と、ここまでは推しのいる女子なら誰もが一度は思い描いたであろう夢のシチュエーションなのだが、ステージに立つ多聞と今目の前にいる多聞ではだいぶ印象が異なる。というのも彼の本性は、自己肯定感最底辺のジメジメ陰キャ（通称：ジメ原）。普段のセクシー＆ワイルドキャラとは大きくかけ離れていた。

　あまりのギャップに当初うたげも困惑していたものの、彼の人となりに触れていくうちにジメ原にも胸をときめかせるように…。そして読者もまた、オンオフ激しめな彼のギャップに事あるごとに魅了されてきた。

　今回発売されたコミックス4巻では、番組の企画でF/ACEが夏合宿に参加。多聞の裏の顔を知っている数少ない人物ということから、うたげもアルバイトスタッフとして参戦するのだが、そこへ2人の仲を快く思っていない人物が現れる。

　やや不穏な雰囲気を漂わせつつ、もちろん今作でも多聞の魅力は健在。前回に引き続き今回も多くの読者たちが骨抜きにされたようで、SNS上は「多聞くんもジメ原さんもどっちのバージョンも愛しい」「ジメ原さんが可愛すぎて母性本能がとまらないんだけど…！」「開始早々ジメ原さんがデレデレで心臓止まりかけた」「ジメ原さん好き！ あと完全にヘラってきてて最高」などのコメントで溢れかえっていた。

　また最新刊が発売された同日には、白泉社の公式WEBくじ「多聞くん今どっち!? ガチャ」もスタート。多聞の国宝級な姿を収めた「額装高精細複製画」（A賞）や「アクリルペンライト」（B賞）、全10種からなる「BIGフレームマグネット」（C賞）など、ファン必見のグッズが目白押しだ。

　なお販売価格は1回770円（税込み）。販売期間は4月3日（月）12：00までで、発送は6月上旬～中旬を予定している。

■ 多聞くん今どっち!? ガチャ（白泉社公式WEBくじ「漫福ガチャ」）
https://hakusensha.gachatoku.me/products/tamonkun

　気になる人は、ぜひ最新刊と一緒にWEBくじもチェックしてみてほしい。