「身近な存在と折り合えない寄る辺なさをやっと慰められる」――互いにパワーダウンした母娘の同居/初老の娘と老母と老猫③
更新日:2023/10/4
『初老の娘と老母と老猫 再同居物語』(松本英子/朝日新聞出版)第3回【全8回】
テキパキ派の母とのんびり屋の娘。昔は喜怒哀楽がはっきりしていて嵐のような存在の母が苦手だった…。もう実家に帰ることはないだろう…そう思っていた娘が50代半ばになった時、母は病気で弱り、かつての勢いもなくなっていた。そんな母を見た娘は、ひとり暮らしをやめ約23年ぶりに実家に帰省することを決意。年をとりパワーダウンした2人はお互い庇い合いながら生活していく。水と油のような存在の母と娘で、再び始まる同居生活は一体どうなる!? 第4回~第8回は3ヶ月の期間限定公開です。『初老の娘と老母と老猫』で、じんわりと胸に響く心温まる家族エッセイをお楽しみください。
