まるで校正を入れすぎた原稿みたい? 正しくしなきゃと意気込みすぎて、部屋も生活もキチキチに/すてきな退屈日和
公開日:2023/8/31
マイペースに生きる、日記にも残らないような日々。だけど、そんな日常は案外、充実しているもの。
東京のアパートでひとり暮らしをしている文月夏子さんは、フリーランスの校正者として働くかたわら、小さな個人書店でも働く、本と夏が好きな26歳。いつもより早起きした日は朝風呂したり、十五夜にはお月見したり…。
なんでもない日常がなんだか愛おしくなるような、夏子さんの気ままな生活を描いた『すてきな退屈日和』をお楽しみください。
校正者として意気込むあまり、部屋も生活も堅苦しくなっていた。そんなとき、雑然として自由な書店に出会い、夏子にも変化が――。
※本作品は『すてきな退屈日和』(宮田ナノ/オーバーラップ)から一部抜粋・編集しました
