ドSな獣騎士団長×運が悪い平凡女子! 不運なはずが、イケメン上司に囲まれながらもふもふのお世話ライフ!?
PR 公開日:2024/6/20

ただ人並みに平和に生きたいと思っているだけなのに、なぜか思わぬアクシデントに見舞われる。私はどうしてこんなに不運体質なのだろう? そう思っていても、実はそれは運命に導かれている――のかもしれない。『平凡な私の獣騎士団もふもふライフ』(藍澤さつき:漫画、百門一新:原作/スターツ出版)は、度重なる不運の中で不覚にもたどり着いた場所で、自分を開花させていく女の子の物語。
本作品は、現在発売されている1~5巻すべて重版し、シリーズ累計55万部を突破した大人気シリーズ。先日2024年4月26日に発売された最新刊6巻も、順調に売り上げを伸ばしている。
主人公は、ウェルキンス王国の東にあるグレインベルトという大きな町で暮らすリズ・エルマー(17歳)。彼女はこの町で、王国軍第二十四支部「獣騎士団」の事務員として働いている。「獣騎士団」は、地上のどんな生物より速く走り空を駆ける、「白獣」と呼ばれる獣と契約して、魔力を引き出し戦う精鋭部隊。つまりエリート集団だ。

一方リズは、魔力も低いごく普通の女の子。当然、そんな場所へ勤める予定などまったくなかった。だが応募書類の提出場所を間違って、しかもなぜか白獣がリズに反応したことから採用されてしまった。実はリズ、ただの平凡女子ではなく、昔からとんでもなく不運な体質なのだ。

白獣は、基本的に相棒騎士にしか懐かない特性がある。つまりリズが勤める第二十四支部は、下手をすれば白獣に襲われて怪我をしかねない危険な場所。これだけでも十分不運なのに、その上才色兼備で優しい理想の上司と人気の団長ジェド・グレイソンのドSな本性が炸裂している場面に出くわしてしまい――。


ジェドに目をつけられたことがきっかけで、監視の意味も兼ねて、ジェドが勤務する本部で幼獣のお世話係をすることになったリズ。しかし危険極まりない役割のはずが、対面した幼獣たちはふわふわモフモフの愛らしい姿をしており、リズを遊び相手と認識してめちゃくちゃ懐いてきて……!?

リズは幼獣を心から愛し、思いやり、一生懸命世話をした。そんなリズの姿を見ていたジェドは、徐々に彼女を気にかけるようになり、惹かれていく。
リズからすれば、獣騎士団で幼獣の世話をするなんて思ってもみない事態だ。それでも現実と向き合い、目の前の仕事を楽しみ、飾ることなくキラキラと輝いていく。そんな彼女だからこそ、白獣はもちろんジェドまでも虜にしてしまったのだろう。幼獣たちと向き合うリズの姿を見ていると、「私もこうありたい」という気持ちが湧いてくる。もしかしたら白獣や幼獣たちは、リズが信用に値する、綺麗な心の持ち主であると見抜いているのかもしれない。
1巻ラストでは、ジェドの相棒となる予定の野生の白獣にまで気に入られ、世話係になるよう求められてしまう。

このあとも、ジェドとリズの距離はますます縮まっていく予感。また、最新刊6巻ではリズの心にも変化が――!? ふたりの関係を、リズの成長を、もふもふたちとの生活を、ぜひとも最後まで見守ってほしい。
文=月乃雫