北方謙三が『チンギス紀』の前後に書き綴った掌編集…ひとりの画家の生き様が胸に響く

レビュー

『黄昏のために』(北方謙三/文藝春秋) 『三国志』や『大水滸』シリーズ。巨匠・北方謙三といえば、歴史小説、特に、長編のイメージが強い。ハードボイルドなタッチで描かれた男たちの戦いには、幾度となく、沸き…

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