「神様、来世は男でお願いします…」分娩に39時間、出産を1文字で表すと?【作者インタビュー】
公開日:2024/7/6

日常の何気ない風景のなかにも喜びや驚き、発見がある。『アラフォーまきこのごゆるり家事』は、家事や育児など日々の暮らしを漫画にしたコミックエッセイだ。著者は、日雇いの仕事をしながらX(旧Twitter)やInstagramなどで漫画を発信する柿ノ種まきこさん(@kakinotane_m)。読む人をやさしい気持ちにさせる、オフビートでゆるい空気感で人気を呼んでいる。
第14話となる今回は出産の話。柿ノ種さんが自身の出産を1文字で表すと?




出産を終えたときは、感動よりも「終わった…!よかった…」という安堵の方が大きかったという。産後ハイの状態で、後産や縫合の痛みもほとんどなかったため、処置をしている医師に「いやぁ〜長かったですねぇ、でも無事に生まれてよかったですよ。あのときは痛くてどうなるかと…」と話しかけたい気持ちに駆られたそう。
「でも黙々と処置してくれているお医者さんに話しかけるわけにもいかず…近くにも誰もいなかったので微妙な時間を過ごしていました」
妊娠中は検査に引っかかり、食事について指摘されたこともあった。普段から食事には気を遣っていたこともあり、指摘されたときはすごく落ち込んだそう。もともと何かと気にしてしまうタイプだという柿ノ種さんは、初めての出産ということもあって不安にもなったという。
「でも今となっては『そんなに気にすることじゃないよ〜』と、あの頃の自分に言ってあげたいくらいです」
カロリー制限中の食事は、タンパク質と野菜中心に。炭水化物は雑穀米を少量だけ。息抜きのお菓子も食べなくなり、鬱々とした気持ちで日々を過ごしていた。「今思うとマタニティーブルーもあったのかもしれません。体よりも気持ちの面でつらい時期でした」と振り返る。
そして出産当日。目を開けて不思議そうに辺りを見回す我が子を見た瞬間は「ようこそこちらへ」と心の中でつぶやいたそう。
「『かわいい!抱きしめたい!』という愛情よりも、『あ、どうも。はじめまして。これから母やらせてもらうマキコです。よろしくお願いします』と、なぜか他人行儀な気持ちでした」
出産直後から周囲の人から「柿ノ種さん」ではなく「お母さん」と呼ばれた。「しばらくは違和感がありましたが、本格的に育児が始まると、すぐに違和感は消えて愛情も芽生えてきました。この愛情はどんどん増して、今では日々最高値を超えております」と心境の変化を語ってくれた。
日常を通して感じる何気ない喜びや驚きをつづった柿ノ種さんの作品。本作をまとめた書籍も発売中なので、気になる人はチェックしてみよう。
■柿ノ種まきこ
Instagram:@kakinotane_makiko
X(旧Twitter):@kakinotane_m