結婚に性愛は必要か? 独身貴族生活を守るために“友情結婚”したふたりの、ハッピーな毎日

マンガ

公開日:2025/1/11

結婚独身貴族

 独身時代に、「誰か素敵な人と結婚したいな」と願う人は多い。しかしなかなか満足いく相手と出会うことができず、「かと言って、世間体を取りつくろうためだけに愛のない結婚をするのも…」と最後には悩んでしまう。そんなどっちつかずの状態にさいなまれた経験は、誰しもあるのではないか。

結婚独身貴族』(村田モト:作画、朝比奈夕菜:原作/KADOKAWA)は、周りからの結婚のプレッシャーに悩まされるアラサーの主人公が、利害の一致から友人と結婚をするマリッジコメディ。結婚に性愛は必要なのか?という根源的な問いに、ひとつの回答を提示してくれている作品だ。

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 ヒロインの小鳥遊透子(たかなしとうこ)は歯医者で働きながら、推しの舞台を観に行ったり、推しの本を作ったりと精力的にオタ活をしている。結婚願望はないけれど、周囲からの結婚のプレッシャーに悩まされている29歳だ。

 彼女の10年来の親友が永田晴久(ながたはるひさ)。芸能人かと見まがうほどのイケメンで、極度の草食系。周囲の女性からつぎつぎと言いよられることに辟易していた。

 周囲からの結婚のプレッシャーを払拭したい。女性に言いよられるのを何とかしたい。そんなふたりの利害は一致し、“友情結婚”をすることに。

 夫婦になれば、親族にあいさつに行くこともあるし、他の夫婦と交流だってある。そんなとき、表向きは普通の夫婦を装わなければならない。「なれそめは?」「子供はいつ作るの?」なんて質問が飛びかうたびに、ふたりの秘密を知っている私たちはつい笑わされてしまう。

 面倒な状況におちいることもあるけれど、契約夫婦も悪いことばかりではない。基本的にたがいの生活に口出しすることはないが、調子を崩したときには手助けをしてくれる。気が向けば推し活にだってつき合ってくれる。そんな適度な距離感を保った気兼ねのない生活は、ある種のユートピアのようで、うらやましくもある。

 利害の一致から始まったふたりの結婚“独身貴族”生活を楽しみつつ、「結婚に性愛は本当に必要なのか?」の答えを見つけてほしい。

文=ネゴト / たけのこ

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