新しい指導法“リードマネジメント”を説いた『部下をもったらいちばん最初に読む本』が重版決定!

仕事術

公開日:2025/1/11

 2万人の研修実績を持つトップコンサルタントが、心理学を元にした“新・マネジメントの教科書”として出版した『部下をもったらいちばん最初に読む本』。発刊2カ月で5万部を突破し、重版が決定した。Amazonランキング 8部門で1位(2024年10/31までの累計)を獲得するなど、大きな反響を呼んでいる。

部下をもったらいちばん最初に読む本
全国各地で反響を呼んでいる『部下をもったらいちばん最初に読む本』(橋本拓也著)

部下をもったらいちばん最初に読む本
ビジネス映像メディア「PIVOT」において公開1カ月で17万回再生を突破

現在のマネジメントの実態とは?

 なぜ全国でこれだけの人気を集める書籍となったのか。それには、日本が抱える「マネジメント」における社会課題があった。2018年にJMAMが行った調査「JMAM管理職実態調査2018」では、会社員の77.3%が「管理職になりたくない」と回答している。

部下をもったらいちばん最初に読む本
JMAMが行った調査「JMAM管理職実態調査2018」より

 また、株式会社リクルートマネジメントソリューションズによる「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」では、「管理職の仕事で難しいと思っていること」に対して「メンバーの育成・能力開発をすること」が1位となっている。マネジメントに対して「難しい」「疲れる」というイメージが根付いてしまい、マネジメント層を志す若者が減少しているというのが実態だ。

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部下をもったらいちばん最初に読む本
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2023年」より

著者の挫折経験をもとに、苦しむマネジャーを救う一冊

 著者の橋本拓也さんは、取締役として全国に130名の部下を持ち、売上40億の全国責任者、研修講師として、多くの経営者やマネジメント層に向けてノウハウを伝えている。そんな橋本さんもかつては、マネジメントの壁に直面。やがてたどり着いたのは、マネジメントを「資質」ではなく「技術」として捉えるアプローチだった。本書では、実践的なマネジメント手法「リードマネジメント」に基づいた関わり方を詳細に解説しており、現場ですぐに実践できる内容を著述。「どのように部下の成長を支援するのか?メンバーに任せていくのか?」ということについて、心理学をベースにしたマネジメント法をまとめている。

<書籍概要>
序章 リードマネジメントで組織パフォーマンスを最大化する
第1章 最優先でやるべき「リーダーシップの技術」
第2章 マネジメントの両輪を回すための「個人の成長支援の技術」
第3章 組織効率を向上させるための「水質管理の技術」
第4章 マネジャーが自分の仕事を実行するための「委任する技術」
第5章 好業績と良好な人間関係を両立させる「仕組み化する技術」

部下をもったらいちばん最初に読む本
実践的なマネジメント手法「リードマネジメント」を紹介

 本書について、担当者に話を聞いた。

――本書の狙いは?
「77.3%の会社員が管理職になりたくない」という時代。30代や40代のマネジメントに携わる多くのビジネスパーソンは“マネジメントは苦しい”と感じているのが実情です。“マネジメントは苦しい”から“マネジメントは楽しい”へ。世の中のマネジャーを救いたいという著者の熱い想いにより、人生で初めて出版した書籍が本書です。

――本書のイチオシは?
 米国の精神科医、ウイリアム・グラッサー氏によって提唱され、世界60カ国で学ばれている選択理論心理学をベースに著者自身の現場でのマネジメント経験や失敗談も加えてまとめられているところです。“人はなぜ、いかに行動するのか?”という人間の脳の働きについて説明しているので、性別や国籍、年齢を問わずあらゆる方に適応することができます。

 著者が語りかけるように書かれているので読みやすく、マネジメントの教科書としてすぐに現場で実践できるような内容になっています。

――アイデアはどのようにして生まれましたか?
かつて、著者である橋本氏は、部下になったメンバーの離職・体調不良が続出する「マネジメントの暗黒時代」を経験しました。「橋本さんのチームは、メンバーが『橋本さんの駒』になっていますよ」と指摘されたことが転機となり、「人が育つマネジメントとは何か」を追求し始め、現在では取締役に就任するまでの成果を上げることができました。現代、マネジメントに苦しむ管理職は多くいます。実情として、上司部下の人間関係の悪化による離職やうつ病などが社会的課題となっています。そんなマネージャーを一人でも多く救いたい。その強い筆者の想いにより、本書籍を出版することに至りました。橋本自身の苦しかった経験と、心理学をベースにした再現性のある技術を掛け合わせ、すぐに現場で実践できる学びを本書に収めています。

――読者・ユーザーへメッセージを。
部下をもってマネジメントを任されるようになり、プレイヤーからマネジャーになり、その仕事の変化に悩む人たちの声をよく耳にします。本書がその解決策として提案するのは、「マネジメントは技術。学べば誰もが習得できるもの」ということ。そのノウハウ「リードマネジメントのすべて」が詰まった本書は、2万人の研修実績を誇るトップコンサルタントである著者がたどり着いた、心理学をベースにした新しいマネジメントの手法をまとめた一冊です。全マネジャーの必読書として、ぜひお手に取っていただけますと幸いです。

問い合わせ
アチーブメント株式会社
https://achievement.co.jp/

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