グローバル化するアキバのメイドさん。北欧女子とメイドカフェにご帰宅してみた。
公開日:2016/2/19

電気とオタク文化の街、秋葉原。この街には毎日多くの外国人観光客が訪れ、今や京都や浅草に並ぶ一大観光スポットだ。
本日発売の『日本が愛されるワケをアキバで見つけました。』(伊東フミ/KADOKAWA)は、そんな秋葉原にお店を構える人々と、そこに訪れる海外のお客さん達に目を向けたコミックエッセイ。品揃え世界一のイヤホン専門店や、外国人店員だけの免税店等が登場し、スタッフと外国人観光客とのやりとりがコミカルなタッチで描かれている。
メイドカフェ「@ほぉ〜むカフェ」も、この本に登場するお店のひとつ。国内のご主人様はもちろん、連日”ご帰宅”される海外のご主人様をもてなす努力を日々行なっているそうだ。
今回は外国人代表として、この本にも登場するスウェーデン出身の漫画家・オーサさんと、実際に「@ほぉ〜むカフェ」にご帰宅し、”殿堂入りメイド”であるhitomiさんにお話を伺ってみた。
世界中から集まる”ご主人様”達

――早速ですが、@ほぉ〜むカフェさんには外国人のご主人様が多くご帰宅されるとお伺いしました。多い時だと、どのくらいの割合なのでしょうか?
hitomi「そうですねー。月にもよるのですが、全体の2割ぐらいですかね。平日の昼間なんかは店内のほとんどが外国のご主人様なんて事もあります!」
――地域的にはどこから来られるのでしょうか?
hitomi「いろいろな国から来られますが、特に欧米や東南アジアのご主人様が多いです。オーサさんと同じスウェーデンの方もご帰宅されますよ!」
――オーサさんが初めてアキバに来られたときは、メイドカフェにも来たんですよね。
オーサ「そうです。この本にも書いてあるのですが、2006年に友達と一緒に初めて秋葉原に来た時に、私がどうしてもメイドカフェに行きたくて…。それらしいお店を見つけて入ってみたのですが、暗い部屋に通されて、メイドさんがマッサージを始めようとしたんです!慌ててお金を払って逃げてしまいました。その時が結構ショックで…。でも、その後なんとかメイドカフェを見つけて、コーヒーを飲みながらメイドさんを見てました。」
hitomi「メイドリフレの方だったんですね(笑)。当時はあまり看板とかも出ていなかったりだとかで外国の方には分かり辛かったんですよね。特にウチはビラ配りもしていないので、オーサさんのように間違えて違うお店に行っちゃったという方も多かったですね。」
――ビラ配りはよく見かけますよね。なぜ@ほぉ〜むカフェは配らないのですか?
hitomi「ご主人様が帰ってくるお家なので、ビラを配るのはポリシーとしてやっていないんです…。でも最近は皆さんネットでよく調べてから来られるので、目的の店と違う!なんて事も減ったかと思います。去年は、旅行者の方々から高い評価を受けて旅行情報サイトから賞なんかもいただいたんですよ!」
おもてなしのための英会話レッスン
――メイドさん達は英会話レッスンも行なっているようで。
hitomi「はい!メイドさんには研修期間がありまして、その中で全10回の英会話レッスンを行なっています。先生を招いて、カフェでよく使う簡単な文章や、単語なんかを教えてもらっています。完璧に話せるようになるわけではありませんが、一言英語で声をかけるだけで、コミュニケーションがとりやすくなるんです!」
オーサ「それはいいですね!」
hitomi「日本のメイドカフェの雰囲気を味わってもらうために、あえて日本語を使う場合もありますよ。」

――英語で声をかけてもらえるのは、外国人であるオーサさんからみて嬉しい事ですよね?
オーサ「嬉しいです!私が初めて日本に来たときは、日本語がほとんど話せなかったので…。初めて来た時に、一言だけでも英語で話してもらえるととても安心すると思います。」
日本人のご主人様と、外国人のご主人様。それぞれの違いとは

――外国人のメイドさんもいらっしゃるとか。
hitomi「今5人ぐらいいますね。」
オーサ「そんなにいるんだ!」
hitomi「ロシアや、韓国、中国などから来たメイドさんがいまして、みなさん日本のカルチャーが大好きで、メイドさんになりたい!という気持ちで入ってきてくれるんです。3、4カ国の言葉を話せる子もいて、すごくありがたいです!」
――オーサさんはメイドさんに興味ありますか?
オーサ「そうですね、憧れますね。このかわいさはとても魅力的です。」
hitomi「意外に思うかもしれませんが、外国人に限らず女性の方のご帰宅って多いんです。皆さんかわいい!かわいい!ってメイドさんのファンになってくれて。中にはそのままメイドさんになっちゃったり(笑)。」
――去年セーラームーンのコスプレをしましたが、今度メイドさんのコスプレをしてみてはいかがですか?
⇒作品愛がスゴすぎる! 北欧女子オーサが見た「世界コスプレサミット2015」
オーサ「ちょっと違いますけど、執事コスプレしてみたいですね!」
hitomi「男装!? えー!! ガラっとイメージ変わっちゃいました(笑)。」
――いろいろな質問にお答えいただきありがとうございました。日本のご主人様と、海外のご主人様はやっぱり違いを感じますか。
hitomi「どちらも同じご主人様に変わりませんが、やはり海外の方はリアクションが大きいですね。”ニャンニャン!”といったポーズも恥ずかしがらずにやってくれます。」
――オーサさんは恥ずかしく感じたりしますか?
オーサ「まぁまぁ恥ずかしいですね(笑)。」
hitomi「日本に慣れちゃったからですかね(笑)。」
最後にhitomiさんから、海外のご主人様がお出かけの際にお渡しするという”お箸”をいただいた。このお箸には”国と国との架け橋”という意味を込めているそうだ。

オーサ「今日は生まれて初めてのメイド体験(リフレ)と真逆で楽しかったです(笑)。」
hitomi「スウェーデンからお友達が来た際にはぜひ一緒に遊びに来てくださいね。」
海外のご主人様も物怖じせず迎え入れ、 笑顔で送り出してくれるメイドならではのおもてなし。グローバル化の進む秋葉原の今を、この本でチェックしてみてはいかがだろうか?

「@ほぉ~むカフェ」
2004年の創業以来、秋葉原のメイドカフェ業界を牽引してきたパイオニア。個性的なメイドたちによる「ご主人様とメイド」という独特な世界観に基づいた接客が、ファンや観光客から絶大な支持を受けているエンターテインメント系メイドカフェ。
⇒「@ほぉ~むカフェ」公式HP
北欧女子オーサ オフィシャルブログ「北欧女子が見つけた日本の不思議」
伊東フミ/KADOKAWA
日本の魅力って、こういうことだったんだ!?秋葉原が家電好きやオタクの聖地だったのも今は昔、いまや世界中からの旅行客で賑わう屈指の人気スポット。そんな「アキバ」に集まる日本が大好きな外国人観光客たちの興味をひいた、お土産、サービス、おもてなし…。外国人ならではの目のつけどころには、日本人も知らなかった日本の魅力にあふれていました。アキバの街で、日本が外国人から愛される理由を探してきました♪