流行りだけの服選びは卒業したら?「自分を最高に美人に見せる服」を選ぶ法則
公開日:2016/7/15

自分に似合う服が分からないので、とにかく流行を追ってみる。テレビや雑誌で見かける芸能人と同じ服を着てみる。好きな色やブランドで服を選んでいる。そういう方、多いのではないだろうか?
しかしそれでは、自己満足の恰好にしかならない。周囲からのイメージは「オシャレじゃない人」の可能性も……。「なんかしっくりこないな~」と悩んでいる人もいるかもしれない。
大切なことは、好きな服=似合う服ではないということ。自分に合った色と、自分の体型に適した服装が、本当に似合う服なのだ。『似合う服の法則でずるいくらい美人になっちゃった!』(榊原恵理、衣笠たまき:監修/リベラル社)は、人気パーソナルスタイリストが監修した「自分を最高に美人に見せる服を見つける」ための一冊だ。
人にはそれぞれ自分に合った色=パーソナルカラーがある。そのカラーを顔回りに近い服装に使うことで、肌や顔の輪郭の見え方、目の印象などを良くすることができるのだ。

パーソナルカラーには大きく分けて「黄色みを含んだイエローベース」と「青みを含んだブルーベース」のグループがある。その中でさらににイエローベースは「スプリング(春)」「オータム(秋)」。ブルーベースは「サマー(夏)」「ウィンター(冬)」があり、全部で4つに分かれる。
本書ではカラーシートが付録として付いており、誰でも自宅でカラー診断をすることができるので、まずは自分が何タイプかを調べてみよう。
診断の結果、自分が「スプリング」だと分かった場合、スプリングの人にオススメの色、服装、アクセサリー、バッグ、靴などが分かるのだ。

ちなみに「以前違う本でカラー診断をしてみたけれど、結局よく分からなかった」という方も、中にはいるのではないだろうか。私も以前、雑誌に掲載されていたカラー診断をしてみたが、結局、好きな色を選んでいる気がして参考にならなかった。
しかし本書は、カラー診断だけで分からなかった場合のための、客観的なチェック項目がある。

素肌に「オレンジ系」と「青みピンク系」のチークを塗ることで、自分が「イエローベース」の肌なのか、「ブルーベース」なのかが分かるそうだ。また、瞳の色から見分ける方法もある。カラーシートと併用してチェックしてみると、正しくパーソナルカラーを判断することができるだろう。
さらに、服装と合わせたいのは、メイクと髪型。本書では恰好だけではなく、自分に似合うメイク、髪色も詳細に教えてくれている。

また本書の特徴の一つは、カラー診断だけではなく、3つの骨格タイプに区分する「シルエット診断」もあること。似合う色が見つかっても、「自分に合わないカタチの服」を着ていては、真のオシャレさんとは言えない。
自分のシルエットに似合わない服を着ていると、太って見えたり、反対に貧相に見えたりとマイナスなことばかり。骨格タイプをしっかりと意識し、一番スタイルよく見える服装を心がけるべきだ。
骨格タイプは、筋肉質で体にメリハリがある欧米型ボディの「メリハリタイプ」、華奢で女の子らしいやわらかな体つきの「ソフトタイプ」、骨格がしっかりしてスラッとしたボディの「スレンダータイプ」の3つ。
こちらも診断するためのQ&Aがあるので、ぜひ本書で確認してみてほしい。
自分に合ったカラーとシルエットを理解し、流行りものを追うだけの「似合わない服装」を卒業して、自分の印象をとびきり良くしてみよう!
文=雨野裾