ピース綾部に続け! 3000人教えた英語講師が、意外な「結果の出る勉強法」を公開!
公開日:2017/4/10

人気お笑いコンビ、ピースの綾部祐二が、この4月からニューヨークへ渡る(らしい)。コンビは解散せず一時休止、「ビッグになる」まで戻らない予定だ。売れっ子の突然すぎる渡米宣言は、ファンのみならず衝撃的だったが、本人は、長年アメリカで勝負したいと考えていたようだ。
綾部といえば、2015年に相方の又吉が小説『火花』で芥川龍之介賞を受賞し、大ブレーク。又吉のことを「先生」と呼ぶなど“コンビ内格差”をネタにしてきた綾部。ニューヨークではコメディアンとして経験を積むつもりだが、最終目標はなんとハリウッド。「一度でいいからレッドカーペットを歩きたい」と記者会見で語った。いよいよ相方との格差を縮めることができるのだろうか。
ひとつ気になるのは「言葉の壁」だが、綾部は全く英語が喋れないらしい。2、3年は英語の勉強にあてるとのことだが、現在39歳の綾部が実際どの程度まで英語を習得できるのか、少し心配だ。しかしながら、日本でのレギュラー番組などすべてなげうって でも叶えたかった夢への挑戦を、ぜひ応援したい。
綾部のニュースを受けて、自分もこのままでは終われない! と密かに胸を熱くした同年代は、少なくないだろう。
そこで、ハリウッドはさすがに無理でも、手近なところで英語力アップにチャレンジするのはいかがだろうか?
『一年で話せた人が絶対にやらない英語勉強法』(水野 稚/日本実業出版社)では、英語学校の主宰であり、今まで3000人以上に英語を教えてきた著者が、「結果の出る勉強法」を紹介する。
いつか話せたら……と夢見た経験は一度くらいあるはず。「今さら無理」とあきらめがちなアラフォーの背中を、ぐいっと押してくれる1冊だ。
英語への思い込みを捨て、勉強法の「漂流」から抜け出そう
冒頭にそうあるように、本書では英語に対して抱きがちな思い込みをNGとOKではっきりと分別。今までイマイチ英語の勉強が上手くいかなかった人は、間違った決めつけを捨て去ることで、最適な学習の仕方が見つかる、という新しい視点で書かれた英語本だ。
例えば「海外に行かなきゃ絶対上達しない」「ネイティブに習わないとダメ」という、“英語勉強あるある”はすべてNG! と一蹴。日本にいても、ネイティブ講師でなくても、英語がちゃんと上達するヒントを教えてくれる。
また、本書では中学から高校までの、いわゆる「学校英語」をベースにした勉強をすすめている。「聞くだけでペラペラ」「○日で喋れる」なんて教材に山ほど手をつけてきたアラフォーたちが、まさに“絶対やらなかった”学習法と言えるだろう。
「もう脳のスポンジが……」なんて聞こえてきそうだが、“語学に年齢は関係ない”と言い切ってくれるのも心強い。長年思い込んできたことを捨てるのはなかなか勇気がいるが、本書で凝り固まった頭をほぐしながら、綾部に続け! とひと花咲かせる準備をしたい。
文=吉田裕美