オシャレな部屋もワンちゃんとの生活も楽しめる! 人も犬も心地よく暮らせる暮らしのヒント
公開日:2017/11/30

「ステキなインテリアを飾りたいけど、ワンちゃんがいるから無理よね」と諦めてしまっている方も多いのではないだろうか。
確かに、犬を飼っていると部屋の中は乱雑になりがちで、どうしてもワンちゃんを優先してしまうため、自分のこだわりを持つことは難しい。
けれど、飼い主も愛犬も心地よく過ごせるお部屋を、工夫次第で手に入れることができるとしたら……。
「インテリア大好き!」「ワンちゃんと快適に暮らしたい!」。『愛犬と暮らすインテリア』(主婦の友社)は、その二つを両立しているステキな家庭をご紹介し、そのアイディアを学べる一冊だ。
■愛犬専用の小部屋と回遊性のあるつくりで「のびのび」と!
愛知県に住む古川さんのお宅では、イタリアングレーハウンドを2匹飼っている。
現在のマンションに引っ越す前、ワンちゃんの留守中のいたずらや、リビングにある犬グッズのにおいが気になっていたという古川さん。そこで、玄関横の土間を愛犬専用のお部屋に。

LDKにワンちゃんグッズを置かなくてもいいように、収納スペースも兼ねている。におい対策に風通しも考慮したそうだ。2匹のワンちゃんには、ここでお留守番をしてもらっている。
その愛犬部屋から寝室、クローゼット、リビングへと回遊できる間取りになっており、人もペットも動きやすい。ワンちゃんたちが楽しく走り回っても足や腰に負担がかからないよう、床材にもこだわっている。

滑りにくい無垢のナラ材を選び、無塗装のまま使用。ヴィンテージ仕上げなので、汚れも気にならない。
■犬のアートやおもちゃを部屋中にちりばめて気持ちをアップ!
神奈川県に住んでいる片柳さんのお家では、寝室以外の壁を取り払い、愛犬が走り回れる開放感のあるLDKに。日の当たる窓辺には、犬用のベッドを配置。

ワンちゃんはジャックラッセルテリアとブリュッセルグリフォン。

ワンちゃんのおもちゃは見た目も可愛い物を。与える前にしばらく飾れば、雑貨として飼い主も楽しめる。かじってダメにすることも多いので、ストックも用意。


ディスプレイを楽しむためリビングの壁は一面をオープン棚に。愛犬の名前のサインをさりげなく飾れば、見る度に気分がアップ。
床は「SEMCO」の塗料をペイント。滑りにくくソフトな感触で、犬の足の負担を軽減。汚れも拭きとりやすい。
■愛犬のためにデザインしたお庭には工夫がいっぱい!
料理研究家の藤野さんのお家では、6匹のワンちゃんが元気に暮らしている。緑豊かなお庭の隅にはトイレコーナーが。床を一段下げて、視線に配慮された作りになっている。

趣のあるレンガで作られた水栓コーナーもあり、6匹のケアをするのにとても便利。散歩の後は、足やお尻を洗うこともできる。

以上、インテリアを楽しみつつ、ワンちゃんたちとの快適な生活を過ごしているお宅をご紹介したが、いかがだろうか?
「ここまでこだわるのは難しい……」という方は、ドッグフードの容器やおもちゃの置き方などを参考にしてみてほしい。



愛犬とお気に入りのインテリアに囲まれて過ごすためのアイディアはたくさんある。
ぜひ、ステキなわんダフルライフを!
文=雨野裾