人気声優・小宮有紗さんが日本語朗読を担当した参考書! 新年度のスタートに、「英語」の学び直しはいかが?

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公開日:2018/3/16

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(C)熊谷貫

 もうじき来る新年度は、大人の「学び直し」に絶好の機会です。なかでも「英語」は、やり直したい勉強のダントツ1位。そんな、新しいことを始めたい時期にふさわしい書籍『中1英語が面白いほどわかる本』が4月に発売されます。
 本書では、声優という枠にとらわれずテレビ、映画、舞台、写真集の発売などで大活躍中の小宮有紗さんが、日本語例文の朗読を担当しています(音声は、KADOKAWAのオフィシャルページから発売開始後にダウンロード可能)。「中学生用の参考書でしょ?」と侮ってはいけません。中1で習う内容には「英語」のエッセンスがギュッと詰まっているので、大人が勉強し直すのに最適です。
 以下、今回本書のナレーションを担当してくれた小宮さんの、中学・高校時代の勉強にまつわるエピソードをたっぷりご紹介します。

◆周囲が勉強熱心

 中学生のころは、栃木県に住んでいました。家の近くに医科大学があったため、学校全体が勉強熱心な雰囲気に包まれていました。授業のレベルがとても高かったので、皆必死に勉強していましたね。

 私自身は同級生たちほど積極的に勉強するつもりはなかったのですが、負けずぎらいで悪い成績を取るのがいやだったので、勉強する習慣が自然に身についていきました。だから、中学時代にすごく勉強で苦労したという記憶はありませんね。学校で配布された問題集をしっかり解いていればテストで平均くらいは取れていました。

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◆得意の「国語」で苦手分野もカバー

 小さいころから本を読むのが大好きで、小2のときに第1巻が出た『ハリー・ポッター』は、予約して発売日当日に買いました。分厚くて文字だらけの本でしたが、読めない漢字は親に尋ねたりして、夢中になって読みました。小さいころからの読書習慣があったので、中学生のときは、「国語」がいちばんの得意教科でしたね。

 苦手だったのは、「英語」の文法かな。並べ替え問題なんかが苦手でした。でも、文章を読む力はあったので、問題の後ろのほうにある配点の高い読解問題は、むしろ得意でしたよ。「英語」の文章問題は、「国語」と同じ要領で解けますからね。苦手分野があっても、国語力でカバーしていました。

◆英単語の暗記は「青ペン」勉強法で克服

 高校は、勉強熱心なところでした。今でも思い出すのは、学校で一括購入した英単語集から出題される単語テスト。毎週テストがあって、赤点だと追試まで受けさせられました。
 英単語の勉強には、「青ペン」をフル活用しました。英単語をノートに書き写して、覚えたところを青ペンで塗っていくという作業をひたすら繰り返しましたね。高校の担任の先生が英語の先生だったのですが、「実証された研究結果だ」と言ってこの方法を推奨していました。たしかに、この方法だと記憶に残りやすかった気がします。

「英語」以外だと、「日本史」が好きでした。歴史の教科書を読むのが好きだったんです。難しい地名や人名がたくさん出てきましたが、目で追うだけでも楽しめましたね。
 バレエシューズを買いに行ったところを今の事務所にスカウトされたのが中2のとき。それからは、周りの友達に助けられながら、勉強と仕事を両立していきました。

◆声優の仕事のベースは中高時代の勉強

 女優の仕事でも声優の仕事でも、撮影・収録の前には必ず台本が渡されます。文字を追うのが好きなので、いただいた台本は、本を読むように楽しく読ませていただいています。
 台本を読むときには、まず全体のストーリーをざっと理解し、次に自分の配役のセリフに目を通します。台本には書かれていないことで自分が演じなければならないこともたくさんあるので、書かれていないことの行間を読んで、自分の考えを固めます。考えが固まらなくて迷っていたら、監督にきいて、監督の考えとすり合わせます。このお仕事は、自分で何か持っていかない限り始まらないんですよね。

 アニメの台本に、振り仮名はついていません。だから、もし台本に自分が読めない漢字があったら、自分で調べなければなりません。幸い、私はセリフ中の漢字が読めないということはあまりありませんが、もしあった場合には、台本上に振り仮名を書き込んでいます。そういう作業は、やっていてまったく苦痛ではありません。かつて「国語」が得意だったからこそ、このお仕事を楽しくやれているのだと思います。

◆電子書籍にも挑戦中

 今でも読書は大好きで、ふつうの小説はもちろん、歴史小説も好きです。とくに幕末物を読むのが好きで、新撰組にくわしかったりします。土方歳三が好きで、先日函館にお仕事で行った合間に五稜郭へ行けたときには感激しました。
また、書籍だけでなく、漫画も大好きです。男性向けコミックだと、擬音語だけのコマで1ページ使ったりしますけど(笑)、女性向けの漫画はセリフがびっしり書かれているので、小説を読むのと同じ感覚で楽めるんですよね。ここでも、読解力がいきていると感じます。

 私、中学生のころから、書店に貼ってある本の発売予定リストをチェックするのが好きなんです。今でも、自分が集めている漫画の発売日は欠かさずチェックしています。
 でも、最近はあまり本が読めていません。これではいけないなあと思っていたのですが、誕生日に、お世話になっているカメラマンさんからKindle(キンドル)をプレゼントされたので、「今年はたくさん本を読もう」と心に誓いました。電子書籍で、ワクワクしながら本を読んでいた子どものころの感覚を再び味わいたいと思っています。

 どうでしたか? 小宮さんが読書好きとのことで、本好きが集まる『ダ・ヴィンチ』読者諸氏におかれましては、さぞや親近感を抱いたことと存じます。新年度開始後に発売されるこの本で、小宮さんの高校時代と同じく、「青ペン」を使って勉強しまくってください!

小宮有紗
栃木県出身。中2のときにスカウトされ、2010年に女優デビュー。2012年には、「スーパー戦隊」シリーズ作『特命戦隊ゴーバスターズ』の宇佐見ヨーコ / イエローバスター(声)役でテレビドラマ初出演。2015年、『ラブライブ!サンシャイン!!』の黒澤ダイヤ役で声優デビュー。また、Aqours(アクア)のメンバーとしての活動も開始するなど、声優の枠を超え、女優・タレント・アイドルとしても、連日メディアに出演している。
・小宮有紗Official Website:https://komiya-arisa.net/profiles
・小宮有紗official Twitter:https://twitter.com/box_komiyaarisa