恋を忘れた人必読!! 異類婚ストーリーにむずキュンが止まらない!
更新日:2018/12/3

「じれったくてたまらない!!!!」と、ツイッターで大人気のコミック『きつね美女とぶこつ猟師』が、11月30日(金)にKADOKAWAから発売される。著者はみやこかっくさん(@cak221)。本書が単行本デビュー作となる期待の新人マンガ家だ。
物語は、山奥で孤独に暮らす猟師のもとに妖艶な美女が訪れるシーンから始まる。美女の正体は、かつて猟師が助けたキツネ。彼の優しさに惚れたキツネ・雪藻は、人間に化けて「お嫁さんにしてください!」とやってきたのであった……、というのが物語のあらすじ。
初回は自ら服を脱いで布団にもぐり込むほどの積極性で猟師に迫る雪藻だが、実際はなかなかお目にかかれないほどの純情娘。愛しの猟師に触れられるだけで……いや名前を呼ぼうとするだけで気持ちが昂ぶりすぎてしまい、しまいにはキツネの姿に戻ってしまうといった有様である。

うぶすぎる恋に四苦八苦する彼女は実にほほえましく可愛らしい。その姿を応援したくなるのは、初恋の甘酸っぱさを思い出すからかもしれない。
好きな人に勇気をふりしぼって会いに行く。けれど、いざ相手を目の前にすると緊張して思うように振る舞えない……。触わりたいし触わってほしい。けれど、いざとなるとなぜか逃げ出してしまう……。雪藻のそんな行動は、恋をしたことがある人ならば誰しも、胸に覚えがあるのではないだろうか。
本作品がツイッターだけで6万超のフォロワーを掴み続けているのは、恋のはじまりにジタバタする、甘く苦しく美しい時間を追体験できるからかもしれない。

人を好きになるということの美しさが、全ページからあふれているのが本作品の魅力。恋を忘れた人、恋に疲れた人、恋に苦しんでいる人はぜひ、本書を開いてみてほしい。
★『きつね美女とぶこつ猟師』はダ・ヴィンチニュースで試し読み掲載中!