鬼滅に進撃…見始めたら止まらん! 2クール以上の一気見におすすめな大作アニメ10選

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更新日:2020/3/2

 ゆったりした年末年始や休みのときにやってほしいのが、アニメの一気見だ。せっかくなら、心ゆくまで世界観に浸れる大作アニメに挑戦してみては?

 ここでは一気見しがいのある、2クール(26話)以上のアニメをおすすめする。人気の『ジョジョの奇妙な冒険』から懐かしの作品まで、10作品を厳選してみた。

 大作アニメはジョジョの「~編」のようにシリーズごとにまとまって完結しているもの、『ゴールデンカムイ』『進撃の巨人』のように、第2期、第3期と時期を空けて続いているもの、長期放映し50話以上でしっかり完結している作品など、さまざまなタイプがある。

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 ただいずれを一気見しても長編映画を見終わったような満足感、そして心地よい疲労と達成感が得られるはずだ。

 DVDやBlu-rayなどの円盤を買うもよし、サブスクリプションサービスの配信でレンタルもでき、運が良ければ無料で視聴できる作品もある。ぜひ贅沢に時間を使ってみてほしい。

※一部のアニメは、本稿発表時に未放映の新シーズンを含めて26話以上になります
※このレビューには、該当作品のネタバレを含みます

『ジョジョの奇妙な冒険』

『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)

 言わずと知れた大長編ストーリー。ジョースターの血をひく人間たちと、吸血鬼になったディオやその後継者たちとの戦いが描かれている。主人公や舞台が変わるシリーズごとの一気見がおすすめだ。「ジョジョってよく聞くけど、実は見たことがない!」「原作を読んだことしかない…」という方におすすめしたい。

 最初から見たほうが楽しめるが、2nd Seasonや3rd Seasonだけ見ても大丈夫。シリーズごとにドラマとしてしっかり成立しているからだ。ライターのおすすめは3rd Season『ダイヤモンドは砕けない』(全39話)だ。架空の都市、杜王町という限定された場所に集まったスタンド使いたちの超絶バトルは、サスペンス風味も強く、見ごたえがある。

『鬼滅の刃』

『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴/集英社)

 今最もノッている作品のひとつが、鬼と彼らに因縁をもつ人間たちとの戦いを描いた和風ヒロイックファンタジー、『鬼滅の刃』(きめつのやいば)。2019年の秋には原作の最新18巻が初版100万部を超え、累計発行部数も2500万部を突破した。

 物語は原作にそったストーリー展開で、26話までで原作単行本の1巻から6巻までをカバー。「売れているというけど、正直ちゃんと読んでなかった、アニメも見ていなかった」という方は、このタイミングで見ておくことをおすすめする。なぜならテレビアニメの最終話で、単行本7~ 8巻のエピソードを基にした『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の制作が発表されているからだ。『鬼滅の刃』フィーバーは2020年以降もますますヒートアップしていく。気になる方は今からでも追いつけるのでぜひ。

『とある魔術の禁書目録(インデックス)』

『とある魔術の禁書目録』(鎌池和馬/KADOKAWA)

 原作は鎌池和馬によるメガヒットライトノベル。2008年から10年ごしに3回(3期) にわたってアニメ化された。スピンオフ作品で、主人公のライバルを主人公にした『とある科学の一方通行(アクセラレータ)』がこの2019年に放送されたばかりだ。

 さらにスピンオフの『とある科学の超電磁砲(レールガン)』は、キャラクターの人気も相まって大ヒット。2回にわたってアニメ化され、2020年に第3期シリーズも放送予定だ。壮大な物語を1クール、あるいは2クール分ずつ楽しんでみてはいかがだろうか。

『ゴールデンカムイ』

『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社)

 明治末期の北海道を舞台に、アイヌが秘蔵していた金塊をめぐる一攫千金サバイバルストーリー。日露戦争を生き延びた“不死身の杉元”こと杉元佐一が、アイヌの子アシリパとともに、金塊のありかがわかる刺青を背中に入れた人間たちを探し、北の大地を駆け巡る。

 アクションとバトル、史実に基づいた情報量の多さ、そして狩猟やジビエなどのアウトドアグルメなどは、原作以上にわかりやすく楽しめるのがアニメ版だ。特にグルメは、北海道ならではの食材や郷土料理、アイヌの伝統的な食事も紹介され、テレビ放送時には「バトルものとみせかけた深夜の飯テロアニメ」とインターネット上で話題になった(本放送時は深夜だった)。第1期、第2期合わせて24話なので一気見はしやすそうだ。制作が発表されている第3期までに振り返っておくといいだろう。

『進撃の巨人』

『進撃の巨人』(諫山創/講談社)

 突如現れた「巨人」と、生き残った人類との戦いが描かれた壮大なファンタジー。原作コミックが累計8400万部突破(2019年春時点)。スピンオフの公式パロディシリーズも制作され、テレビアニメを含めて、小説、映画などのメディアミックス展開も。なんとハリウッドでの映画化も決定している。

 2013年4月から第1期(全25話)が放送され、オリジナルエピソードのOADも5話制作された。さらに第2期(全12話)、第3期(全22話)が2019年の春まで放送され、第4期(The Final Season)が、2020年秋以降に放送予定であることも発表されている。超スケールの物語を見返す絶好のタイミングなのだ。

『けいおん!』

『けいおん!』(かきふらい/芳文社)

 4コマ漫画を原作にした、高校の軽音楽部でバンドを組む少女たちの物語。『涼宮ハルヒの憂鬱』(本編計28話、劇場版1本)、『Free!』(本編計37話、OVA1本、劇場版4本)などの長編アニメも制作する京都アニメーションが制作した。

 放送された2009年当時は、登場人物名義で発売された主題歌や劇中歌などがチャートを席捲。けいおん!ブームを巻き起こした。本編12話と番外編1話(全13話)に加えて、第二期『けいおん!!』は本編24話と番外編2話(全26話)が制作された。ライブフェス「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」で、主演の声優たちが10年ぶりとなるバンド演奏を行い、インターネット上を大いに賑わせた。

『夏目友人帳』

『夏目友人帳』(緑川ゆき/白泉社)

 妖怪が見える少年、夏目貴志は、妖怪斑(まだら)ことニャンコ先生を用心棒に、妖怪の名前を封印した『友人帳』をめぐり、さまざまな妖怪たちと、自分の祖母とのかかわりを知る…。

 2008年から6シリーズ合計76話がされ、OVA6本、2018年9月には劇場版が制作された。妖怪とのひとときの邂逅、そこであらわれてくる彼らならではの“すこしふしぎ”なルールや習性・思想に基づく行動は、人の目には恐怖に映ったり主人公の夏目を困らせたりするものもあるが、時にあたたかく、時に切ない。話数は多いものの、基本的に1話から数話で完結する構成のため、空いた日や時間に気楽に楽しめるだろう。

『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』

『新幹線変形ロボ シンカリオンDVD BOX1』(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

 もともと2015年にJR東日本監修のもと、実在する新幹線がロボットに変形するおもちゃとして企画された。そして2018年にテレビアニメ化。全76話が制作され、劇場版も公開された。

 実在の鉄道やリアルな情報などが盛り込まれ、鉄道好きの大人も子どもと一緒に楽しめる。また第31話は『新世紀エヴァンゲリオン』とのコラボレーション回となり、エヴァ声優たちも多数出演。大きな話題になり、この回のみ再放送もされた。

『機動戦士Zガンダム』

『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム〈第1部〉カミーユ・ビダン』(富野由悠季/KADOKAWA)

 言わずと知れたリアルロボットアニメの金字塔が『機動戦士ガンダム』。アニメだけでも数多くのテレビシリーズ、OVA、劇場版が制作された。ここで紹介するのは『機動戦士Zガンダム』(ゼータガンダム)だ。重厚なドラマを大人になった今こそぜひ見返してみてほしい。

 後に全50話のテレビシリーズを再構成した劇場版『機動戦士Ζガンダム A New Translation(新訳)』も3本制作された。この劇場版はテレビ版と結末が異なるため、まずはテレビ版をおすすめしたい。もし時間に余裕があればあわせて『機動戦士ガンダム』劇場版3部作も。『Z』と一緒に見ると非常に味わい深い。

『おそ松さん』

『おそ松さん』(シタラマサコ:著、赤塚不二夫:原作、おそ松さん製作委員会:監修/集英社)

 過去にテレビアニメ化もされた人気ギャグ漫画『おそ松くん』。その未来という設定のオリジナル作品。20歳になった六つ子たちを、性格、イメージカラー、髪形などを変えるなどして差別化を図り、全員別々の声優を起用した。これにより多くの女性ファンの支持を受け、深夜アニメにもかかわらず大ヒット。1期25話(+スペシャル回)に続き2期25話、劇場版も制作された。基本的に1話完結なので、頭を休めたい時に、気楽に笑える作品としておすすめだ。

 1980年代から、今年の放送作品まで幅広く選んでみたがいかがだろうか。また話数は26話の作品から、100話を超える大長編ものもある。ぜひ自分の時間と相談して、お好みで視聴してみてほしい。なお、ハマりすぎて見るのをやめられなくなって、徹夜などしないように注意してほしい。

文=古林恭