『週刊ツリメ』「コロナウイルスかツリメの指か」
公開日:2020/4/24

最近は家から極力一歩もでない生活をしている。動画撮影もテレビ通話でこなし、メンバーとも会ってない日々が続いている。日光を浴び無いせいなのか生活リズムは狂うし、体は常にダルさを感じる。とはいっても元々インドアの僕にとっては通常運転と言えるかもしれない。
ただ、コロナウイルスという悪魔によって外出自粛が発令されている生活はそんな僕にとっても生き辛い。
あくまで“自粛”だから「外に出てもいいのだよ」ともう1人のリトルツリメが言うのだが、ためらいを物凄く感じる。それもきっとYouTuberという職業のせいでもある。ずっと家に居るわけにも行かず、時にはご飯を買いに外を歩かなきゃいけ無い訳で、その際に写真を取られてSNSにアップされる可能性もあるのだ。
コロナウイルスで騒然とする前は外食が主だったのだが、今は自炊をするようになった。スーパーに行って食材を買い、慣れない手付きで包丁を扱う。いつ指が切れて、まな板にブッシャーと血痕が付くのも時間の問題だ。「コロナの沈静」それとも「ツリメ指を切断」、どちらが先に実現するかは読者の皆さん、楽しみに待っていて欲しい。個人的には前者が先に実現する事を願っているよ。だってヤクザでもあるまいし、指が無かったらお婆ちゃんに「アンタ、そっちのもんかい!」と疑われる。
そうなると大変な騒ぎになる事は間違いない。耳が遠いから誤解を解くのに多量の時間が必要になるし、噂が親戚にも流れたらとても面倒だ。コロナが収束するまで読者も極力外出は控えようではないか。そうすれば変な噂も広がらず、コロナは収まる。
まぁ今の活動も新鮮味があって悪くはないが、こんな状況がいつまで続くのかという点に関しては不安しかない。そういえばTwitterで「外出自粛、2022年まで」って記事を見かけた。まさかそんな筈はないと記事を読み始めたら、米ハーバード大の研究チームがそう発表したようだ。世界一のお利口さんチームがそんな発言をしたら感染症について詳しくない人々は信じてしまう。
普通に考えてワクチンがないと、人類の安心って得られない気がする。僕はその1人で、仮に「感染者が減少しました! もうこれ以上は増えません! だから今まで通り外歩いて良いよ! デートして良いよ! 通常に働いてOK!」ということになり、一斉に国民が動いたら……危機再来よ。コロナウイルスのワクチンが作られるまで、自宅という刑務所で辛抱するのが我々の仕事かも知れない。別に犯罪を犯した訳じゃないのにね。堂々と日光を浴びたいよ。
ツリメ(byアバンティーズ)
埼玉県出身、年齢は23歳。チャンネル登録者数160万人超の人気グループ「アバンティーズ」のメンバー。
絵心はないがイラストを描くのが趣味で、メンバーからは「画伯」と呼ばれている。
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