心霊写真の正体はこれかも?「シミュラクラ現象」/声に出して読みたい理系用語⑤

スポーツ・科学

公開日:2020/6/12

言うだけで気持ちいい! 説明できたらカッコいい! 理系でも全部は知らない、珠玉の用語を集めました。思わず人に話したくなる、カッコイイ理系用語が満載の1冊から、10の言葉を厳選してご紹介します。

『声に出して読みたい理系用語』(信定邦洋/KADOKAWA)

人は無意識に人を探す
シミュラクラ現象

医学
自慢できる度:9

 なんとなく頭がクラクラしてきました(笑)。

 シミュラクラ現象とは、3つの点や線が集まると人の顔のように見えてしまう脳の働きのことで、類像現象とも呼ばれます。「シミュラクラ(simulacra)」は、英語で「像」という意味です。

 確かに、車のフロント部分や、三羽の鳥が空を飛んでいるところなどが人の顔に見えたりすることがありますよね。また、心霊写真とされるものの多くは、この現象によるものだともいわれています。

 脳には、目でとらえた映像を処理する際、3つのものが並んだ構造に対して反応する細胞が存在するそうです。これにより、いち早く敵の姿を見つけることができ、生存するうえで有利に働いたのではないかという説が有力です。

 ちなみに、雲の形が動物の姿に見えたり、壁のシミが人の顔に見えたり、動物の鳴き声が人の声に聞こえたりするように、対象が実際とは異なるものとして知覚される現象パレイドリア現象(パレイドリア効果)といい、シミュラクラ現象もこの現象の一種です。顔文字が人の顔に見えるのも、これによるものです(*^▽^*)。



<第6回に続く>