「ちゃんと殺した?」言い回しが物騒になりがち/SE女子の日常
公開日:2020/7/27
システムエンジニア(SE)の開発現場では、英語のコマンドを日本語で表現する際、物騒な物言いになることがしばしば。元SEで会社員経験を持つ漫画家のぞえさんが、体験談を紹介します。

「ちゃんと殺した?」
「確認します……あ、いなくなってますね」
殺し屋の現場でしょうか。いえ、SEの日常です。

「プロセス」とは、簡単にいうとパソコンが処理するプログラムの実行単位です。Excelファイルを開いていたらExcelのプロセスが、Chromeで調べ物をしていたらChromeのプロセスが動いています。
それらを強制終了させるコマンドが「killコマンド」なのです。
「killコマンドの実行」を日本語で話すと、冒頭のようなやり取りになります。なので、おかしいことは何もないのです。ちょっと言い回しが物騒なだけです。
SEの日常ではありますが、知らない人が聞いたら怖いでしょうね……。
漫画・文=ぞえ

ぞえ
週3勤務でシステムエンジニア、残りは漫画家・イラストレーターとして働いていた元・パラレルワーカー。2019年1月よりフリーランスに。体力がなく、疲れやすい自分でも好きなことをするための方法を探求している。2020年4月に『SE女子の日常』(ふりにちブックス)を刊行。
Blog:「ふりにち」