『サザエさん』“婿舅関係”に悩むマスオにカツオは嫉妬…。「マスオさんを怒れない波平かわいすぎ」

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公開日:2021/6/13

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 6月6日に放送された『サザエさん』では、波平とマスオの舅と婿という関係性が「理想的!」と視聴者の間で話題になっている。

 そのエピソードは、作品No.8266「うわさの二人」。波平とマスオは「気分を変えよう」とお互いのカバンを取り換えるが、翌朝、波平は交換したことをすっかり忘れて自分のカバンを持って出てしまう。その後、波平がマスオの会社までカバンを届けに行き一件落着。道すがら購入したカラスミを見せて「今夜一杯やろう」と約束をする。

 そんな2人のやり取りを見ていたマスオの後輩社員は、マスオに対し「(義理のお父さんと)仲がいいんですね」「どうやったら打ち解けられるんですか」と感心。マスオは返答に困りつつもどこか誇らしく感じているようだ。

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 その夜、この話を聞いたカツオは、「僕とマスオ兄さん、同じ過ちをしても、僕だけが怒られる」といつもマスオだけ怒られないのは不公平だと不満を吐露。これに波平は「さすがにマスオくんのこと、サザエやカツオのようには叱れんなぁ」とし、マスオも「お父さんが僕を叱かれないのはまだ遠慮があるからなのかな」「僕もたまにはお父さんに叱られたいなぁ」と不安げになってしまう。

 そんなある日、マスオが玄関先で水まきをしていると、ちょうど現れた波平の足元に誤って水をかけてしまう。「バカモン! …なんだマスオくんか」とまたもや怒りをひっこめる波平に対し、マスオは「お父さん、カツオくんが見てます」と玄関からこちらを見るカツオの目に気が付いて忠告。「カツオくんのためにも、ここは大きくガツンと大きなのをお願いします」と耳打ちし、波平ははりきって「バカモン…!」と言うが、その声は実に弱弱しい…。「やっぱりカツオたちのようにはいかんなぁ」と照れながら反省するが、その夜にはお酒を酌み交わしながらいつも通り仲良く過ごすのだった。

 一つ同じ屋根の下に暮らしながらも、ときに友達のように飲みの約束を交わし、ときに口裏を合わせてピンチを乗り越えようとした波平とマスオの関係性に、視聴者からは「マスオさん怒れないを波平かわいすぎじゃん」「マスオと波平仲良すぎ問題」「波平とマスオさんが仲良いの萌えるよね…」「波平さんとマスオさんの関係って すっごく羨ましい関係だよなぁ」「波平もマスオもお互いにリスペクトしてるからでしょ」などと反響を呼んでいる。

 隣に住む伊佐坂先生も「今のお2人は、私の理想なんですよ。どうか今のままでいてください」と称賛するほど仲のいい舅と婿。いつまでも仲良くいてほしいものだ!