ツンデレ、ガンコ、愚直…だからこそ自分らしく生きている柴犬に学ぶ50の生き方ヒント
公開日:2021/12/16

「柴犬」と聞くと、どんなイメージが思い浮かびますか? 和犬ならではの奥ゆかしさ? 素朴? りりしい? 忠犬?
『読むだけで心がほどける柴犬処方箋』(影山直美/主婦の友社)の著者である影山直美さんは、「柴犬さんのツボ」シリーズなどの柴犬マンガやイラストエッセイが人気のイラストレーター。歴代4匹の柴犬と20年にわたって暮らしてきたベテラン飼い主さんでもあります。
そんな影山さんによると、柴犬は「ガンコ」「ツンデレ」「神経質」「愚直」と、一筋縄ではいかない犬種なんだとか。慣れ親しんだ飼い主さんに対してもベタベタせず、自分にとって心地いい距離を保つ様子には、「柴距離」という言葉があるほど。
でも、そんな彼らだからこそ、自分らしく生きるすべを知っているんです。
疲れているとき、元気がほしいとき、煮詰まったとき。ぱらっとめくれば心がほどける
この本には、ともに暮らす中で影山さんが柴犬から学んだことが、やさしい絵と添えられたひと言で表現されています。絵も言葉も大げさなところがなく、さりげないのに、不思議なほど心に響きます。
たとえば、決して器用ではないその姿に共感したり……

自分を肯定するすべを学んだり……

ガチガチになっていた自分に気づいたり……

がんばりすぎない大切さを教えられたり……

日常のかけがえのなさを改めてかみしめたり……

そのときの気持ちによっていろいろな気づきがあるこの本、ぱらっとめくれば、ほっと肩の力が抜ける絵や言葉が見つかります。疲れたとき、煮詰まったときには、よしよしとされている気分になれる、まさに「処方箋」。
自分のためにはもちろん、いつもがんばっているあの人へも、「気づいているよ」「お疲れさま」のメッセージ代わりにプレゼントしたい1冊です。