「日岡なつみ」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2016/3/1

日岡なつみ

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第108回となる今回は、「織田信奈の野望」池田恒興役、スマホゲーム「スクールスタードリーム!」冬木唯花役、「くまみこ」雨宿まち役(4月スタート)などを演じている日岡なつみさんです。

――昨年12月にリリースされたスマホゲーム「スクールスタードリーム!」で演じている冬木唯花役はどんな女の子ですか?

日岡:唯一の眼鏡っ娘キャラで、ツインテールの女の子です。駆け出しのアイドルたちがスターを目指して成長していく物語なんですけど、唯花はもともとネットアイドルをしていたので、アイドルに対する探究心や情熱が人一倍すごいんです。ふだんはツンデレというか、ツンツンツンデレなのに、アイドルの時は“ゆかたん”になって、「みんなのハートをズッキュンキュン」って、王道アイドルになるんです(笑)。そのギャップがかわいくて憎めない女の子だなと思います。

――小・中・高と成長していくアイドルリズムゲームで、三世代に渡るキャラソンも披露されていますね。

日岡:演技だけでなく、歌の演じ分けをするのは難しかったですけど、すごく楽しくできました。どのキャラクターも成長するたびに顔とか制服とか髪型が変わっていくんですよ。世代に合わせて声も成長するように頑張ったので、そこも含めて是非たくさんの方に楽しんで頂けたらと思います。

――4月から放送開始する「くまみこ」の雨宿まち役も、放送が待ち遠しいです! すでに始まっているという収録はどんな感じですか?

日岡:「まち」は、山奥の田舎育ちであることにコンプレックスがあって、都会に憧れを抱くんですけど、とても弱々しいところがあるキャラクターなんです。切羽つまって泣き出しちゃったり、熱を出してぶっ倒れちゃったりして(笑)。クルクルと変わる感情表現を楽しんでほしいです。ほのぼのとした空気感の中に出てくるシュールなギャグも楽しい作品です(笑)。

日岡なつみ

――声優になろうと思ったきっかけを教えてください!

日岡:高校生の時に、友だちから教えてもらった深夜アニメを観て、こんな世界があるんだなと声優のお仕事を知って。北海道の札幌出身なので、漠然と東京に行ってみたい気持ちはあったし、声優の勉強をしてみたい!っていう気持ちの高まりを信じて、反対する両親を説得して東京の専門学校に入りました。「結果が出せなかったら戻ってきなさい」と言われていたんですけど、思い込んだら直進する性格で…ここまできちゃいました。

――高校生の頃に観て影響を受けたアニメというと?

日岡:「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「マクロスF」とか。「東のエデン」もすごく好きで、アニメにハマるきっかけになりました。もともと漫画が好きなので、羽海野チカさんのキャラクターデザインが気になって観てました。

――「東のエデン」と言えば、ノイタミナ初となったオリジナルアニメ。見始めてからは、どんなところに引き込まれましたか?

日岡:主人公の滝沢くんに、アニメだからこそのかっこよさがあって。声優の仕事に興味を持ち始めていたので、木村良平さんや早見沙織さんの演技にも引き込まれました。劇場版があったのも大きかったです。スクリーンから聴こえてくる声に感動して、もし自分が映画に出たらこういう風に声が聴こえてくるんだと思うと、いつか私も劇場版アニメに出てみたいなって思いました。

――漫画は、アニメを観る前から読んでいるそうですが、どんな作品を?

日岡:ここ数年でずっと読んでいるのは「宇宙兄弟」で、夢を追いかけている人たちのお話にすごく共感します。読むたびに涙腺を刺激されて泣けてくるんですよ(笑)。夢を追うって大事なことなんだなって思えるし、誰かを感動させるような作品に自分も携われたらいいな、頑張りたいなって思う漫画なんです。

――漫画も声優を目指すためのきっかけになったということでしょうか。

日岡:そうですね。昔から漫画の世界に入ってみたい、漫画に関わる仕事をしたいっていうのはすごくあったので。絵がうまかったら漫画家になりたかったんですけど(笑)。声優になれば、キャラクターがもっと自分の中に生き続けるんじゃないかなっていう思いがあって。そういうところにも憧れました。

日岡なつみ

――なるほど。アニメになったら演じてみたい!という作品もありますか。

日岡:「町でうわさの天狗の子」(原作:岩本ナオ)っていう少女漫画が、ほんわかしたファンタジー要素もありつつ、最後のほうの展開がすごいんですよ! 絵もすごくきれいなので、アニメ化したらすごいだろうなって思います。

――きっと漫画に囲まれた生活を送っているんですね(笑)。

日岡:実家にある漫画をあわせると、1000冊以上はあります! 一度整理したんですが、またどんどん増えていってます。自分の分身みたいな存在なので、手元に置いておきたいんですよ。小学生の時から漫画雑誌を読んでいたので、ルーツは少女漫画。最近読み返したのは、「花とゆめ」で連載していて、最近になって全巻揃えた「動物のお医者さん」。舞台が札幌なんですよ。知っている土地が出てきて楽しいし、動物たちがセリフじゃない言葉をしゃべっている感じが面白くて。「りぼん」で読んでいた「マーマレード・ボーイ」も最近読み返しました。

――趣味は「おいしいものを食べること」ということで、好きな食べ物は?

日岡:レバーとか白子とか、臓物系が好きです(笑)。いかの塩辛みたいな珍味も。北海道出身だから、潮の香りがする食べ物が好きなのかもしれません。最近自分へのご褒美として食べたのはハーゲンダッツ。あとは、たまにいい肉を買ってきて焼いて食べます! 料理酒を振って、ジューッて両面焼いて。

――音楽も好きなんですね。どんな曲を聴きますか?

日岡:サカナクションさんの曲をよく聴いてます。テクノとかエレクトロっぽい曲も、最近のポップな感じも好きです。夜をテーマにしている曲が多くて、孤独感や切なさ、寂しさを感じさせるんです。でも、真っ暗ではなく、希望を感じる夜明けのイメージとか。気のせいかもしれないけど、メンバーの方が小樽や札幌の出身なので、音楽に北海道の空気を感じるんですよ(笑)。郷愁を感じるようで、好きな曲がたくさんあります。

――いちばん最初に買ったCDは?

日岡:aikoさんのCDです。カラオケで歌うのも、だいたいaikoさんですね。「花火」や「カブトムシ」とか。カラオケではみんなが知ってるようなメジャーな曲を歌いますけど、カップリングでも好きな曲がたくさんあって。「ドライヤー」っていう曲を歌いながら、ドライヤーで髪を乾かしてたりします(笑)。あ、ドライヤー歌おう!って(笑)。

日岡なつみ

――漫画やアーティストも“北海道産”が好きなんですね(笑)。やっぱり地元は好きですか?

日岡:大好きなんですよ〜。札幌の町並みが好きだし、なにより家族のことが大好きで。毎日メールや電話をしてるんですけど、東京に来てからホームシックが続いていて(笑)。これは一生治らないかもって思うくらい、地元LOVEですね(笑)。

――普段、ほかの声優さんと遊ぶことはありますか?

日岡:同じ事務所の田中真奈美ちゃん、深田愛衣ちゃんとは、「ドキドキうまガール」という番組に出ていた時から、定期的に女子会をしてますね。この間は愛衣ちゃんの家にお邪魔して、“たこパ(=たこ焼きパーティー)”をしました! けっこう上手に焼けたんですよ。愛衣ちゃんはミニケーキも焼いてくれて。楽しく3人で女子トークをしました(笑)。

――最近Twitterを始めていますが、周りからの反応はどうですか?

日岡:この間、“くりみかんちゃん”っていう謎のキャラクターの写真を載せたら、周りからヘンだって言われました(笑)。家にあったみかんを持って、栗をくわえた写真なんですけど。たまにぶっとんでいるらしいです(笑)。

――確かに、ぶっとんでいるかも(笑)。他にも、日常の中でぶっとんだエピソードはありますか?

日岡:家でひとりでいるときに、マイケル・ジャクソンの曲を聴きながらずっと踊ってたりとか(笑)。ぶっとんでいるのとは違うかもしれないけど、たまにポエムを書いてます。昔は小説とかポエムを書いてたので、黒歴史的なノートがあるんですよ。創作系が好きなので、絵本みたいなイラストも描きますよ。パソコンを見ながら“パソコンちゃん”を書いてみたりとか(笑)。

日岡なつみ

――声優として、お芝居で心がけていることは?

日岡:「くまみこ」の収録でも常に意識しているのですが、なぜキャラクターからそのセリフが出てくるのか、表面的ではなく深く掘り下げながらお芝居を磨いていけたらと思っています。

――これから挑戦してみたいことを教えてください。

日岡:お芝居だと、ただかわいいだけじゃなく面白い、とか、表面的には軽い感じだけど実は芯がしっかりしている、とか、すごく難しいだろうなと思いますが、いずれは、そういう奥行きのある役に挑戦できるような役者になりたいです!

――読者へのメッセージをお願いします!

日岡:この記事を読んで、少しでも日岡なつみに興味を持ってもらえたら嬉しいですし、今後もチェックしていただけたらと思います。Twitterでも面白いことが言えるように頑張っているので(笑)、見てもらえると嬉しいです!

【声優図鑑】日岡なつみさんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

日岡なつみ

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日岡なつみ(ぷろだくしょんバオバブ)

日岡なつみ Twitter

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト