「高橋花林」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2016/5/16

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第120回となる今回は、「ダイヤのA」夏川唯役や、テレビ朝日のLIKEくんなどを演じる高橋花林さんです。

高橋花林

――撮影おつかれさまでした! 春らしい洋服ですが、ふだんの私服も今日のようにかわいい感じが多いんですか?

高橋:そうですね。Trefleというユニットでも活動してるんですけど、末っ子担当なので、フレッシュでかわいらしい感じの服が多いです。今年の春は黄色がブームらしいという話も聞いて。

――私服は明るい色が多い?

高橋:私服は白黒が多くて、衣装だとピンクやパステルカラーが好きかな。マネージャーさんがおしゃれで、衣装に関してはよく相談に乗ってくれます!

――Trefleは、昨年の秋にメジャーデビューした10人組の声優ユニット。「末っ子担当」っていうのは、最初から決まってたんですか?

高橋:最初からではないんですよ。ラジオ番組から生まれたユニットなので、その中で個性を出していこうということで、私はたまたま新メンバーとして入った時に、実年齢も芸歴もいちばん下だったので、自分から「末っ子担当」って言うようになりました(笑)。

――末っ子担当は、周りからかわいがられそうです(笑)。

高橋:免罪符ですよね(笑)。何を言っても許されるっていう状況を大活用してます(笑)。Trefleでチーフマネージャーという肩書きの鹿野(優以)さんが、お洋服をくれるんですよ! それを事務所に着て行くと、今日の洋服かわいいね〜って言われます(笑)。

――もし、10人の中で1日だけ入れ替わるなら、誰になりたい?

高橋:たのうぇいこと田上真里奈ちゃんです! たのうぇいはラジオが大好きで、たのうぇい自身の会話もすごく面白いんですよ。あんな風におしゃべりができたら、どんなに楽しいんだろうって思うし、お友達を増やしたいので、たのうぇいのスキルが欲しい(笑)! 私はおしゃべりが得意ではなくて、今日もこの「声優図鑑」で他のメンバーの話をチェックしてきたくらい(笑)。人見知りなところがあって、収録現場でも、あまりお話したことがない方の隣に座ったりすると、話しかけたいけど話しかけたら迷惑だろうな…汗汗…みたいな感じになっちゃって(笑)。台本読み込んでます(笑)。

高橋花林

――(笑)。4月6日にリリースされたTrefleの2ndシングル「桜」の聴きどころを教えてください!

高橋:恋愛の歌で、しかも男の人目線なんです。曲調も、ロックではあるけどバラード要素も入っていて。だから、今までとは違うTrefleをお見せできる曲だなと思いますし、切ない歌詞をみんながどんな感情で歌っているのか、注目して欲しいです。

――高橋さんは、男性目線の恋愛の歌詞について、どんな風に思いましたか?

高橋:女の子と変わらないんだなと(笑)。私のソロパートは、“君がいなくちゃ寂しいに決まってるって”というフレーズで、その前に“かっこ悪くても言えば良かった”っていう歌詞があるんですけど、女の子は、眠る前とかになると大体そういうことを考えますよね。恋愛だけではなく、“友だちに冷たくしちゃったな…”って反省したりとか。男の人もそういう気持ちになるんだなと思いつつ、伝えるべきことは伝えなきゃいけない、とあらためて思えた歌詞でした。

――これからステージでのパフォーマンスが増えると思いますが、楽しみにして欲しいことは?

高橋:いつものように、メンバーの後藤友香里ちゃんがフリつけをしてくれてるんですが、桜が舞い散るような手の動きがあるので、そこに注目して欲しいです。それと、切ない歌詞にあわせて、歌っている時の表情もいつもと違うと思うので、どんなことを想いながら歌っているのか、想像してもらえたらなと。頭のてっぺんから指の先まで全部見て欲しいです!

――高橋さんは、第1回ぽにきゃん声たまオーディションをきっかけに、この世界に入っていますが、もともとアーティスト志望だったんですか?

高橋:はい。もともとはアニメの歌を歌う人になりたかったんです。4歳くらいの小さい頃から、おじいちゃんの影響で「カードキャプターさくら」とか「犬夜叉」の主題歌を聴いていて。マイク型のラムネのお菓子を持ちながら、「キューティーハニー」の歌を歌っているビデオが、うちに残っていました(笑)。今ではアニソンアーティストとか言いますけど、その時はまだ“アニメの歌の人”っていう認識でした。

――学生時代は、どんな子だったと思いますか?

高橋:アニメ大好きっ子でした(笑)。一度、小学生の時に弁護士になりたいと思っていたんですけど、高学年になってから、弱い人を守ることだけが弁護士の仕事じゃないということを知って、自分が思っているのと違ったかなと。その後は何もやりたいことが見つからず、進路相談をきっかけに、幼い頃やりたかった歌や演技のお仕事に挑戦してみようと思って、17歳の時にオーディションに応募しました。

高橋花林

――ちなみに、なぜ弁護士になりたいと?

高橋:当時、「行列のできる法律相談所」とか、刑事ドラマなどのテレビ番組をよく見ていて、弟に「サンタクロースって不法侵入だよね」って話したり、「○条の○○違反だ!」とか言っている子供で(笑)。リーダーとか委員長になりたがったりして、それなりに正義感も強かったんだと思います。

――声優として初めてレギュラーになったアニメは「ダイヤのA」の夏川唯役。覚えているエピソードはありますか?

高橋:名前のある役をいただいたのが嬉しくて。でもアフレコ自体が初めてだったし、メインの方もライバル校の方も男性ばかりで、しかもすごい声優さんばっかりだったから、不安も大きかったです。最初は、(遠藤)ゆりかちゃんがいてくれたことで、すごく安心感がありました。アフレコとは、声優業界とは、っていう基礎をたくさん学ばせてもらった現場です。

――休憩時間はどんな風に過ごしてたんですか?

高橋:ゆりかちゃんとおしゃべりすることが多かったんですけど、他のキャストさんが優しい方ばかりなので、「女子、大丈夫〜?」って気にかけてくださって。初めてのお食事会の時にも、櫻井(孝宏)さんが「食べてる?」って心配してくださったりとか。アフレコの後に、事務所の大先輩の森田(成一)さんが、演技のことを教えてくださったりとか。

――今年の夏に配信される新作アプリゲーム「放課後ガールズトライブ」では、声優キャスティング投票に参加されています。ユーザーが声優とキャストをマッチングさせる企画ですが、今ランキングに挙がっている3つのキャラクターについて、声をあててみた感想を教えてください。まず、現在の1位は、蓮柊晶(はすらぎあきら)役です。

高橋:この子は、幽霊さんの声が聞こえてしまう、物静かなキャラクター。私が初めてゲームの声を演じさせていただいた「絶対迷宮 秘密のおやゆび姫」の氷姫スヴィアちゃんと似ている部分があって、演じやすかったな〜と。こういう役が私は得意なのかな、と思いました。

――2位のリン・メイシェン役はどうですか?

高橋:台湾から来た、アイドルになりたい女の子です。今、大学の外国語の授業で中国語を選択していて、サークルも中国や韓国の留学生と交流するサークルなので、親近感があって。周りの友達を意識しながら演じられたのはラッキーでした(笑)。

――3位は、赤屋敷ソフィア(あかやしきそふぃあ)役です。

高橋:ソフィアちゃんは、見た目はかわいいのにサイコパスで、「悪魔を一緒に殺そうね」とか、サラッと言うタイプなんですよ。怖い言葉を怖い言い回しで表現するというより、さらっと言った中に怖さを秘めている風に演じるのは難しいなと思いました。でも、仲のいい友達から「かりそと似てるよね」って言われたんです。ひどくないですか(笑)!? 私の場合は、見た目の雰囲気はほわほわしてるのに性格はさばさばしてるんです。そういう見た目と中身にギャップがあるところが似てるって言われたので、怒っておきました(笑)。

――どのキャラも、今すぐに演じられそうですね(笑)。

高橋:そうなんです。この前、ニコ生で生アフレコをした時は、立花凛縁(たちばなりんえん)ちゃんの声の評判が良かったんですよ! 執事役で、男装の麗人っていう感じのキャラなんですけど、私はもともと自分の声が低いと思っていて。以前からずっと少年役を演じてみたいと思っていたので、もしこの役に決まったら、今までとは違う演技を聴いてもらえると思います!

高橋花林

――それにしても、高橋さんは「顔と中身が一致しない」とか、いったいどんな素顔を持っているんですか(笑)。

高橋:ブレーキが壊れた自動車とか、暴走列車って言われたこともあります(笑)。思ったことを何でも口にしちゃうタイプなんだと思います。友達は、「かりそがぶつかってきても受け止めるよ」って言ってくれるんですけど(笑)。Trefleのメンバーの中ではダンスがいちばん苦手で、後藤友香里ちゃんからは「ラスボス」って言われてます。一度、レッスン中に、私が「わかりました〜次からやりますぅ!」って逆ギレしたことがあって、そのエピソードは伝説のように語り継がれています(笑)。

――同期ということで、何でも言える仲なんでしょうか(笑)。

高橋:そうかもしれません(笑)。どんなことがあっても優しく教えてくれるんですけど、たまに言い方がきつくなるので、そこはおあいこだと思ってますっ(笑)!友香里ちゃんの写真とかミュージックビデオはすごくかっこいいんです!私はまだ慣れていないから、いつも「やめてよー!」って言われながらも、撮影されているところをジイッと正面から見て勉強してます(笑)。口ではそう言いながらも優しいので、「背中を見てついてこいや!」という感じで、きっと私のことを見守ってくれてるんだと思います(笑)。

――大学では、キャンパスライフっぽいことも?

高橋:できてないんです…だから友達があんまりいない(笑)。もっと規模の大きいオールラウンドサークルとかに入っていれば、友達がたくさんできたかもしれません。とはいえ、スポーツがとっても苦手なので、もともと選択肢になかったですけど(笑)。

――友達が欲しいと。

高橋:友達が欲しいです! でもいないんです。話しかけられないし、話しかけてくれる人もいないから(笑)。ずっとケータイで漫画アプリとか読みながらニヤニヤしてるし、Twitterを見てニヤニヤしているからでしょうね(笑)。大学って春になるとサークルの勧誘がすごいじゃないですか! 私、新一年生に見えるみたいで、今年四年生になるのに、毎年のように勧誘されるんですよ。一度、「新一年生ですか、野球部なんですけど…」って、同じクラスの子から声を掛けられたこともあって(笑)。

――なるほど(笑)。でも、そんな中で「高橋花林さんですか?」と声を掛ける人もいるのでは…?

高橋:いないです(泣)。唯一、ゼミの先生は時々話を振ってくれます。恥ずかしいんですけど、将来の話をみんなでしている時に、「君、何か活動してるよね」って言われて、「声優です」って。「どんなのやってるの?」って言われて、「最近はLIKEくんやってます」って話すと、みんなが「あれ、高橋さんだったの!?」って言ってくれます(笑)。その先生はアニメやゲームが好きで、艦これをやってるっておっしゃってました(笑)。

高橋花林

――声優として、今後の目標を聞かせてください!

高橋:声優ってやっぱり「役者が声の演技をしている」ということだと思うんです。だから、大きな括りとして、ちゃんとした役者になりたいっていうのが今の大きな目標ではあります。機会があれば、舞台やテレビでも演技をしてみたいです。役どころとしては、最近はLIKEくんとか、人間ではないキャラクターを演じるのがすごく楽しいし、周りからも良かったよって言われることが多いので、また演じたい気持ちもありつつ、少年役にもチャレンジしてみたいです。

――そんな目標に向けて、お仕事で心がけていることはある?

高橋:先輩とかTrefleのメンバーが出演している舞台を積極的に観に行くようにしています。私は養成所とかに通った経験がなく、誰かの演技を観たり聴いたりすることが大事だよって周りからも言われていて。アニメはもちろん、いろんな方の演技を幅広く観るようにしてます。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします!

高橋:まず、この記事を最後まで読んでくださってありがとうございます! Trefleとは違った私の姿を見てもらえると思いますし、初めてお話した内容もあるので、じっくり読んでいただき、感想なんかをいただけると、私はとても嬉しいです! みなさんがどう思っているのか知ることは、大事なポイントだと思っているので!!演技でも、写真でも、ファッションや動画でも、みなさんからのメッセージや感想はとっても励みになります! これからも頑張ります。そしてTrefleもよろしくお願いします!

【声優図鑑】高橋花林さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

高橋花林

高橋花林(青二プロダクション)

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取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト