【ダ・ヴィンチ2016年9月号】Cover Modelは、神木隆之介さん!

Cover Model 紹介

2016/8/6

【ダ・ヴィンチ2016年9月号】Cover Modelは、神木隆之介さん!

Cover Model 神木隆之介  

一度観たり聞いたりしただけでは
分からないような、
深いニュアンスを感じる台詞が
いっぱいあるなと思っていました。

『君の名は。』は、眠るたびに心が入れ替わってしまう少年と少女の物語。
映画で、主人公・瀧の声を担当した神木隆之介さんは、
「少年」と「中身が少女になった少年」を見事に演じ分けた。

 神木さんは作品の舞台となった場所に足を運ぶ“聖地巡礼”をするほど、新海作品ファン。そんな大好きな監督から、声の出演をというオファーが来た時の気持ちは?

「すごく嬉しかったのですが、いちファンとしては自分の声が、新海監督の作品の雰囲気には合わないのではないかなと思いました。一番最初は『声を聞かせてください』という話だったんですよ。新海監督に僕の声を聞いていただけるだけで、幸せだったので、『合わなければ潔く落としてください!』という覚悟を持ってブースに入りました。その時に脚本を読ませていただいて、今回の作品で新海監督は新しいことにチャレンジされているんだなと思いました。監督の新たな一歩に携わることができて、本当に幸せです」

 ※『ダ・ヴィンチ』本誌では、新海誠監督と神木さんの対談を掲載しています。

 
■そんな神木隆之介さんの選んだ一冊は……

ぼくは勉強ができない

『ぼくは勉強ができない』 

山田詠美 新潮文庫 430円(税別)

「どんなに成績が良くて、りっぱなことを言えるような人物でも、その人が変な顔で女にもてなかったらずい分と虚しいような気がする」――――教師にも同級生にも本音をガチにぶつける17歳の男子高校生・時田秀美。勉強はできないが、女性にはモテる彼の人生ストーリー。神木さんは、同級生に「この本、君に似合うよ」と薦められたのだという。

「学校の勉強はできないけれど女の子にモテるからいい、という価値観に衝撃を受けました。時田くんは年上の女の人と付き合っているし、言葉遣いも大人っぽいし。集団心理とか暗黙の了解とか、“みんながこうだから、自分もそうしなきゃ”というような空気の中でも、自分の意志を貫ける人なんですよ。憧れました。時田くんは女の子に、“自然体っていう演技してるわよ”と言われるんです。僕もそういうふうに見られていたのかもしれないと思いました(笑)。基本は明るく立ち振る舞っていたと思うのですが、きちんと歪んでたのかなと」(神木隆之介 談)

取材・文=吉田大助