「中島由貴」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2017/3/30

中島由貴

 編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第157回となる今回は、「アイドルマスターシンデレラガールズ」の乙倉悠貴役、「てーきゅう」の田中きなこ役などを演じる中島由貴さん

――2014年の「国民的声優グランプリ」では、応募者3000人の中から見事グランプリを受賞して声優に。もともと子役で活躍していましたが、声優になりたいと思ったきっかけは?

中島:もともと友だちの影響でアニメが好きになり、「コミック アース・スター」で連載中の「てーきゅう」を知っていましたから、よーしやってみるか!と。オーディションのアフレコでは、「ヤマノススメ」のキャラクターを演じました。オーディションを知ったきっかけは、お母さんです。

――お母さんにすすめられて。

中島:そうですね。お母さんがアニメとゲームと漫画がすごく好きで。私もアニメ・ゲーム・漫画全部好きなんですが、お母さんの影響はありますね。遺伝かも(笑)。お父さんも、お母さんと出会ってからゲームを始めたらしく、家族が揃うとみんなでゲームしてワチャワチャしてます(笑)。

――楽しそうなファミリーですね(笑)。アニメで初めてレギュラーを演じたのは「てーきゅう」5期の田中きなこ役ですね。

中島:知っている作品に出演させていただけて嬉しかったです! わたし、地元の和歌山県から周りに何も言わずに上京しちゃったんですけど、ある友だちが「てーきゅう」を観てくれて、LINEで「この名前は由貴?」って(笑)。

――中島さんから見た“田中きなこ”は、どんな女の子?

中島:無表情のキャラクターなんですよね。でもすごく面白い発想をしていて、他のメンバーと一緒にいるときに、クスッと笑えるような素の部分を見せることがあって、そこがポイントなんだろうなと思いながら演じていました。

――オーディションの受賞と同時に、声優だけでなく、アース・スター ドリームのメンバーとしても声優アイドルデビューされています。

中島:結成してからもう2年以上経つんですよね。トータルで考えるとあっという間ですけど、1年1年がすごく濃かったです。メンバーの中には、もともと声優の学校に通っていた子もいれば、通っていない子もいて、一緒にレッスンをしながら、これからどうしていこうかって話し合うことも多かったです。

――グループの活動にメンバーが提案することも?

中島:ありますね。たとえば、「ファッとして桃源郷」っていう「てーきゅう」4期の主題歌では、間奏でコールアンドレスポンスもあるんですが、イメージを赤色にして熱血な感じでいこう!って決めて歌ってみると、サビに近づくにつれてファンのみなさんのテンションが上がっていくのがわかって。目が合うと笑ってくれたりして、ちゃんと私たちの気持ちが伝わっていたのが嬉しかったですね。

――女子が7人も集まると楽屋も賑やかでしょうね。

中島:基本、楽屋はうるさいです。個性の強い子が7人も集まっているので(笑)。あと、これはファンの方には見せられないですけど、使い方も個性的です (笑)。自分のエリアをここまでって決めちゃうと、それぞれ机の使い方がありまして、私はそんなに散らかしていないつもりですけど…メイク道具がたくさん置いてあるときはありますね。みんなめっちゃ食べるので、スタッフの方にいただいたお菓子はすぐになくなります(笑)。

――今だから言える恥ずかしいエピソードがあったら教えてください!

中島:黄色担当の小出ひかるちゃんが、よく衣装の表裏を逆に着ていてツッコむんですけど、じつは私も1回だけ間違えたことがあります…(笑)。

――そして「アイドルマスターシンデレラガールズ」の乙倉悠貴役に決定。すでに実装されていた、長身中学生アイドルというキャラクターです。

中島:アイマスは、音楽ゲームが好きなので自分でもプレイしてたんですけど、自分がまさかその中に入るとは…信じられない感じですね。悠貴はすごくまっすぐな性格で、やる気に満ちあふれていて、どんなことにも前向きに取り組む女の子。セリフの語尾に必ず「っ」って入るくらいガッツがあって、自分とは正反対だなと思いました。

――正反対というと?

中島:悠貴は前にガツガツいく感じですけど、私はけっこう人見知りなんですよ。初めての人とは簡単に打ち解けられないというか、話しかけられないというか。でも、もともとジュニアモデルだったっていう経歴が自分と似ていたので、そこから役作りに入っていった感じですね。乙倉悠貴の声が私だって知ってもらえたら…と思います。

――3月にはソロ曲のCDが発売。レコーディングも行われたということでいかがでしょうか?

中島:キャラソンは初めてなのですが、プロデューサーさんに応援してもらえるように乙倉悠貴として頑張って歌いました!

――ではパーソナルな部分についても伺います。趣味は「ハロプロの曲を歌ったり踊ったり」ということですが。

中島:すごく好きですね。アイドルに興味があるほうではなかったんですけど、もともと嗣永桃子さんがすごく好きで、それをきっかけにBerryz工房を好きになって、そこからハロー!プロジェクトが全体的に好きになりました。

――嗣永さんのどんなところが好き?

中島:話しているときは可愛いけど、ステージの上ではかっこよかったり、ダンスのキレがよかったりして、そのギャップに惹かれましたね。そのパフォーマンスを見ていたら自分もこうなりたいなと思って、コンサートの動画を見ながら自分でも踊ってました。

――ボカロやアニソンも好きということで。

中島:ボカロはニコニコ動画の「踊ってみた」とか、学校の文化祭でも踊ってました。初音ミクの「ロミオとシンデレラ」とか、おこちゃま戦争っていうボーカロイドの楽曲とか。アニソンはカラオケでよく「創聖のアクエリオン」とか、「ライオン」を歌います。

――カラオケは大勢派? 1人派?

中島:和歌山にいるときは電車に乗らないとカラオケに行けなかったので友だちと行ってました。電車は1時間に2本くらいしかなかったけど(笑)。でも東京ではどこに行ってもカラオケがあるので、時間さえあれば1人でバンバン行っちゃいますね〜。

――特技は「ベースを弾くこと」。始めたきっかけは?

中島:中学のとき、仲のいい友だちから「ベースが2本あるからやらない?」って誘われて、ジャズが中心の音楽部に入ったのがきっかけです。ベースをやっている先輩がいなかったので、自分で習いに行ったりして。高校に入ったら止めようかなと思ったんですけど、新1年生のときの勧誘で、ベースですごくかっこよくパフォーマンスしている方がいて、結局軽音部に入りました。もともと重低音が好きだったし、バンドってなんだかんだいってベースがいないと成り立たないってところもかっこよくて。

――好きなアニメには「うたの☆プリンスさまっ♪」と「ひぐらしのなく頃に」を挙げられています。

中島:「うたの☆プリンスさまっ♪」は、乙女ゲームってどんな感じかな〜と思ってプレイしてみたら、私が好きな音楽ゲームもあるし、歌詞もついているし、ミニゲームも面白いし、キャラクターもいいし…と思っていたら、アニメが放送されて、しかも4期まであって。もう応援しつづけるしかない!っていう感じでした。

――「うたの☆プリンスさまっ♪」で好きなキャラクターは?

中島:来栖翔と寿嶺二です。来栖翔は、元気いっぱいだけど病気を患っている設定なんですよ。ゲームでは、その病気を治すために主人公と一緒に奮闘したり、キャラクターソングにもそんなところが盛り込まれたりして、すごいなって感動してました。寿嶺二は、年上キャラで後輩思いで、すごく思いやりがあって優しくて。フレンドリーなのに、時に見せる大人な表情もあってかっこいいなって思います。

――もう1つの「ひぐらしのなく頃に」はどんなところが好き?

中島:友だちからよく話を聞いていたので、まずはアニメを観て、もっと深く知りたいなと思って漫画全巻とライトノベルも読みました。描写はちょっと怖いんですけど、物語自体は友情を描いた感動モノなんですよ。この作品を観るたびに、“友達は大事にしよう”“相手を信じよう”っていう気持ちになります(笑)。

――ゲーム好きでも知られていますが、はまったゲームは?

中島:ドラクエとかテイルズとか。昔のゲームだと「スペースチャンネル5」っていうリズムゲームで、20周以上クリアしたゲームですね。あとは、お父さんが隣でずっと遊んでいた「シェンムー」も好きでした。

――かなりいろんなものにはまってますね。

中島:ベッドの下に引き出しが2つあって、そこに漫画とライトノベルとゲームの攻略本が詰まってました。ライトノベルは中学生のときにいちばん読んでましたね。塾の前に友だちと本屋さんに立ち寄って「この本面白そうだね」って絵柄を見たりして、貸借りしながら読んでました。何度も読んだのは「氷結鏡界のエデン」。他にも「神さまのいない日曜日」とか「デート・ア・ライブ」とか、ほぼファンタジア文庫なんですけど(笑)。ドラゴンが出てくるお話もすごく好きですね。

――では、これからどんな声優になっていきたいですか?

中島:小さいころからマルチに活動したいと思っていたので、演技はもちろん、歌や踊りもしていきたいです。ひとつに決められないので、それだったら1つ1つこなしていって、将来的に全部できるようになればいいなと思ってます。

――すでに演技も歌も踊りもスタートしていますね。目標にしている人は?

中島:演技では、沢城みゆきさんや伊藤静さんのような実力のある声優さん。ダンスだと、年下ですけど、キレキレだしバレエみたいなしなやかな動きもできるハロプロの鞘師里保ちゃん。歌手の方だと、supercellさんが好きなので、きれいな声で伸びやかに歌えたらいいなと思いますね。

――最後に、ファンのみなさんに伝えたいことをどうぞ!

中島:たぶん、初めましての方が多いと思うので、ぜひ中島由貴という名前だけでも覚えていただけると嬉しいです。ゲームが好きなので、ゲーム好きの方とはいろんなゲームについて語り合いたいです! 私は音楽ゲームが好きで、特に「jubeat」っていうゲームが好きなので、好きな方はぜひコツを教えてください(笑)。個人的な話になっちゃいましたけど、これからも応援よろしくお願いします!

【声優図鑑】中島由貴さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

中島由貴

中島由貴(アース・スター・ドリーム)

中島由貴 Twitter

中島由貴 オフィシャルブログ

◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト