【ダ・ヴィンチ2018年2月号】Cover Modelは吉岡里帆さん!

Cover Model 紹介

2018/1/6

【ダ・ヴィンチ2018年2月号】Cover Modelは吉岡里帆さん!


Cover Model 吉岡里帆


昨年の各種ランキングで「ブレイク女優第1位」の座に輝いた、
吉岡里帆さん。
1月クールのTBS系『きみが心に棲みついた』で、
ついに連続ドラマ初主演を果たす。
原作は、天堂きりんさんの同名コミックだ。
本誌では、吉岡さんと天堂さんの対談を掲載。
原作者と主演女優がこの日初めて対面し、語り合った。



『きみ棲み』を読みだしたら
「なんだか危ういものが潜んでるぞ!」と、
どんどんのめりこんでいく自分がいたんです

★―今日は朝から出演者のみなさんの顔合わせとホン(台本)読み、
衣裳合わせなどが行われたとうかがっています。
吉岡さんと天堂さんも、さきほど挨拶を交わされたそうですね。

吉岡●顔合わせの時に「はじめまして」させていただきました。
私は原作マンガを読ませていただいて、どんな方が
この絶妙な物語を紡いでいらっしゃるだろうってワクワクしていたんです。
すごく印象的だったのが、きりん先生がご挨拶の時に涙ぐまれていらして……。
きっといろんな思いがおありになるんだろうなって。
それを見た瞬間、
「この人のために私の3カ月を全部投入しよう!」と心が定まったというか、
棲みつかれた感じがしました。

天堂●主演が吉岡里帆さんって決まった時、
ものすごく嬉しかったんです。
ビジュアルもぴったりだし、
もう吉岡さん以外は考えられないなって。
でも「この役をやらせてしまっていいんだろうか?」って
心配にもなって。やったことで、
何か悪いことを言われてしまったらどうしよう、
「迷惑をかけてしまうかもしれない!」という気持ちが、
お会いした時に出てきてしまったんです。

吉岡●迷惑なんて!!  今回のドラマは、
初めて挑戦する少女マンガ原作の作品なんです。
しかも主演という特別な機会に、
ありきたりな女の子ではなくて、
特殊な環境で生まれた、
特殊な女の子の役をいただけたことは、
すごく幸せだなって思っています。
私らしく演じられる気がしているんですよ。
私自身、これまで不思議な女の子たちを
演じることが多かったので(笑)。

 
■そんな吉岡里帆さんの選んだ本は……




『戯曲 吸血姫』
唐 十郎 
角川文庫 品切重版未定 

表題作は、劇団「状況劇場」時代の唐十郎の代表作の一つ。白衣の天使隊に囲まれた悲恋の歌姫・高石かつえのデビューから、幕が開く。ヒロインかつえは、謎の引っ越し看護婦・海之ほおずきに、また男装の麗人・川島芳子に、またあるときは少女歌手・古賀さと子へと変身する―。戯曲「愛の乞食」を併録。

「18歳の時、初めて小劇場の舞台に立って、主人公を演じた戯曲なんです。振り返ってみても、今までで一番難しかった役ですし、説明も難しいんです。私の演じた〈海之ほおずき〉は、人力車に乗って過去と現代をずうっと行き来している。震災のこととか、女として生きることとか、お金がないこととか。何者でもない彼女がいろいろなものに翻弄されながら、死んでもなお旅を続けているんです。自分の身を投じてまで人を幸せにしようとする彼女のパッションにも惹かれるし、演じながら本当に涙が止まらなくなったんですよ。舞台の上で自分の何かがバン、と開いたんです。その感覚が忘れられなくて、私はお芝居でプロになりたいって思ったんです」(吉岡里帆 談)

取材・文:吉田大助 写真:網中健太