「社本悠」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2018/10/9

社本悠"

 編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第202回となる今回は、『8 beat Story♪』の桜木ひなた役、『消滅都市2』のホムラ役などを演じる社本悠さんです。

――社本さんは、2016年に『8 beat Story♪』の桜木ひなた役に抜擢。声優アイドルグループ『8/pLanet‼︎』(ハニープラネット)としても活動されていますね。

社本:事務所の養成所に通っている時に役が決まったので、なにがなんだか分からないような状態で(笑)。でも、初めて決まった役だから大事にしたいなと思って、とにかく家族と大喜びしました!

――ひなたはどんな女の子?

社本:とにかく女の子らしい女の子です。明るく元気で王道の主人公なんですけど、ちょっとドジで可愛いところもたくさんあって。私自身はあんまり女の子らしさを持っていなくて、性格的には男っぽいほうなので大丈夫かなっていう不安がありました。ひなたちゃんはナチュラルな可愛らしさを出すのが上手なので、可愛くしようと思って演じるとできない(笑)。

――じゃあ、参考にしたことは?

社本:私はアイドルがもともと好きで、特に王道のアイドルが好きなんです。ステージのパフォーマンスは、渡辺麻友さんの映像をよく見て参考にしていました。ひなたもアイドルが好きなんですけど、もし憧れるとしたらこういうアイドルなんじゃないかな〜と思って。

――『8/pLanet‼︎』の中でも好きな楽曲を挙げると?

社本:ハニプラってグループ内のユニットがないので、その曲によって3人で歌ったり4人で歌ったりしてバラバラなんですけど、私は8人全員で歌っている曲がすごく好きです。いちばん好きな曲を挙げるなら『BLUE MOON』ですね。ハニプラは今年で3年目なんですけど、初期の頃から4thライブまで必ず歌ってきた曲なんですよ。この曲を歌っていると、メンバーと一緒に歌っていることの喜びがすごく感じられるんですよ。先生って呼ばせていただいているファンのみなさんの青いペンライトも本当にキレイで。前を見たら一面ブルーの幸せな景色だし、横を向いたらメンバーがいて安心するし、本当に大好きな曲です。

――メンバーのことが大好き?

社本:丸2年も一緒にやっていると、話さなくても伝わるような空気感ができていて、気楽なメンバーなんだと思います(笑)。特に、8人の中で唯一同い年の澤田美晴ちゃんはプライベートでも1週間に1度は会うくらい仲が良くて。美晴ちゃんが頑張っていると私も頑張れるし、いい意味でライバルなんでしょうね。すごくいいバランスで、刺激を受けあえる親友だと思ってます。

――澤田さんとは一緒にどんなことをすることが多い?

社本:カフェみたいなところで5〜6時間ず〜っと喋ってることもあるし、カラオケで好き放題に歌ったりもします。今年の夏は海に行きました! 前日に美晴ちゃんの家に泊まってお母さんの手料理を食べ、翌日にお父さんや妹ちゃんと一緒に車に乗せてもらって。家族ぐるみでお世話になってます(笑)。

――『消滅都市2』ではホムラ役としても、アイドルユニット・SPR5(シュプリーム・ファイブ)として活動されています。

社本:昨年(2017年)の12月頃にオーディションをさせていただいた時は、リアルデビューするなんて思っていなかったので、CDを出したりPVを収録したりすることを聞いた時はびっくりしました。何もかも新鮮で…。

――ホムラ役を演じてどうでしたか?

社本:まだ未熟なのでお芝居は不安でしたけど、ありのままというか、等身大でぶつかっていきました。ホムラは、アイドルになるために生まれてきたって言われているような天性のアイドルで、歌やダンスで決して妥協しないし、弱さを見せないキャラクター。ステージに立ったときも、本当にホムラがいると感じていただきたくて、キャラクターになりきることを大事にしています。

――8月にリリースされた1stシングル『インコンプリートノーツ』の印象は?

社本:私が中学生の頃から憧れていた俊龍さんという方に作曲していただいていて、とにかく『消滅都市』の世界観を全面に出した、SPR5がただのアイドルじゃないんだぞっていうことを証明するような曲になっていると思います。私たちも大切に歌っていきたいです。

――ただのアイドルじゃない、というと?

社本:『消滅都市』はどちらかというとシリアスな作品で、SPR5もホムラたちが伝えたい想いを歌わせていただいているので、ただ楽しく歌って踊るだけではないな、っていうのをすごく感じます。ホムラを演じる時にもそういう気持ちで。SPR5をきっかけに『消滅都市』を知ってくれる方も増えたらいいなと。

――『インコンプリートノーツ』は振付けにも個性があって。

社本:MVの時は収録まで1週間しかなくて、必死で練習しました。移動中にも動画を見たりして、ず〜っと繰り返し聞いてたら曲が体に染み込んできて。当たり前なことですけど、この曲だけは間違えないで踊れるよねって、みんなで話してます(笑)。

――もうすでにステージでもパフォーマンスされていますが、緊張しましたか?

社本:めちゃめちゃ緊張しました(笑)。でも、イベントでタクヤ役の杉田(智和)さんとギーク役の西村(太佑)さんが盛り上げて場があたためてくださって。私たち、子鹿のようにブルブル震えていましたけど、やりやすい空気を作っていただいて本当にありがたかったです。

――ところで、作曲を担当された俊龍さんは、他にどんな曲が好きなんですか?

社本:最初に俊龍さんを知ったのはAKB48の『言い訳Maybe』で、いちばん好きなのは、田所あずささんの『POSITIVE SHAKING』。アイドルっぽいポップな曲も作られるのに、『インコンプリートノーツ』みたいな強い疾走感のある曲も作っていらっしゃるのがすごいなって。私はもともとアニソンが好きで、アーティストさんというより作曲家さんで曲を選ぶことも多いです。

――ご自分でも作曲は…?

社本:鼻歌を作るのは好きなんですけど(笑)。でも楽器はやりたいなと思っていて。やるならドラムかベース。ラップとDJもやりたい。文章を作る能力はあんまりないけど、自分で作詞した曲を歌ってみたい気持ちもずっとあります。

――ラップも普段から聴いているの?

社本:そうですね。『フリースタイルダンジョン』とか、その場でラップが出てくるがすごいですよね。私は本当にアドリブ力が乏しいから、尊敬の眼差し(笑)。女性のラッパーってあんまり多くないと思うから、もし女性声優がラップをやるっていう企画があったら挑戦してみたいです! DJは、一度アニクラのイベントで経験させていただいた時、自分が選んだ曲でみんなが盛り上がる感覚が面白いなと思って。

――どんな曲を選曲したんですか?

社本:『アイカツ!』の藤堂ユリカ様の『硝子ドール』を一曲目に持ってくるって決めていて。そこからは、ハニプラの曲、『あんさんぶるスターズ!』の曲、妖精帝國さん、事務所の大先輩である谷山紀章さんの『GRANRODEO』…大好きな曲を詰め込んで。電波ソングも大好きなので、キャラクターで歌いたいって思うきっかけになった、あべにゅうぷろじぇくとの曲も入れました。

――では、社本さんが声優を目指したきっかけを教えてください。

社本:もともとはアニメが好きで、高校の時にみんなで集まってお茶してるようなゆる〜い演劇部に入って、人前で演じるっていう経験をしてから、お芝居が楽しいと感じるようになりました。みんなで一つのものを作り上げるのも楽しくて、どうしたらお芝居を続けていけるんだろうと。
でも、最初に憧れたのはアニソンアーティストでした。小さい頃、鼻歌を歌っていたら親に「なんの曲?」って言われて、私は歌が下手なんだと思いながら生きてきたんですけど、中学の頃、たまたま音声を共有できるサイトに遊びで投稿して「うまい」って初めて言われたのがきっかけで、歌うのが楽しくなったんです。「自信を持っていいんだ」と思ってから、歌が好きだと思えるようになりました。

――影響を受けたアニメ作品は?

社本:やっぱり『アイカツ!』の影響は大きいです。子ども向けのアニメですけど、生きていく上で大切なことを全部教えてくれるんですよ。私の大好きな藤堂ユリカ様は吸血鬼のキャラクターで、それも本当は自信がない自分を隠したいからキャラクターを作り上げてアイドルをしているんですよ。表面的なキャラクターを作るのっていい風に思わない人もいるかもしれないけど、それで自分が納得できるんだったら私はいいことなんじゃないかと思って。ユリカ様のプロ意識の高さを見て、この人みたいになりたい!って思いました。

――アイドルが好きになったきっかけは?

社本:親が松田聖子さんの時代からアイドル好きで、家でも誰かしらのDVDがかかっていたし、アイドルが身近な存在で。小さい頃から歌って踊ることに憧れがあったんです。最初に好きになったのは、ミニモニ。でした。幼稚園の頃、お揃いの格好をして、うちわを持ってコンサートに行ったのを覚えてます。それから声優とか歌に興味を持って…一時期、洋服のデザインをしたいって思った時期もありましたけど。

――最近はまっている趣味はある?

社本:引っ越す予定もないのに、ネットで物件を見るのが好きです(笑)。理想を全部詰め込んだ部屋を検索して、「ここにソファを置いて…」とか妄想するのがすごく好き。私、とにかくズボラで部屋が散らかってるので、めっちゃキレイな部屋に住みたい(笑)。

――部屋に散らかっているのは、どんなものが多いの?

社本:アイドルとかアニメのグッズ。あとは洋服も多くて。熱しやすく冷めやすいんですよ。だから1年とか2年、好きでいる作品があったら続いているほう。好きになるたびにワーッと物を集めて…っていうのを繰り返して、しかも手放すのはもったいないって思っちゃうほうなので、物が溜まる一方です。足の踏み場がないです(笑)。

――楽しそうな部屋ですね(笑)。これからどんな声優を目指したい?

社本:とにかくマルチにできる声優を目指したいです。キャラクターとシンクロして歌って踊れるようなお仕事も、挑戦できるうちにやらせていただきたいですし。キャラクターがいるから私がいられると思っているので、キャラクターの想いをいろんなところから伝えていきたいです。私は可愛い声というよりも地声が低いほうだし、そこまで特徴がある声ではないので、お芝居でみなさんに注目していただけるように頑張っていきたいですし、私の声からそういった想いを感じていただけたらな、というふうに思います。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします!

社本:澤田美晴ちゃんとか、大好きな芹澤優さんとか、ずっと前から見ていた声優図鑑に出ることができて嬉しいです。パーソナルな部分をお話しする機会はなかなかないので、少しでも社本のことを知っていただけたら。そして、心の片隅のどこかに、社本を置いておいていただけると嬉しいです!

【声優図鑑】社本悠さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

社本悠

社本 悠(しゃもと はるか) 賢プロダクション所属

社本 悠(しゃもと はるか) Twitter

◆撮影協力

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト