「山田麻莉奈」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2018/10/26

山田麻莉奈"

 編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第205回となる今回は、『邪神ちゃんドロップキック』のぴの役の他、声優ボーカルユニット・Kleissis、声優アイドルユニット・ギルドロップスという2つのグループとしても活動している山田麻莉奈さんです。

――今年春にHKT48を卒業し、現在は声優業に専念されています。グループ所属時から声優への憧れを公言していましたが、声優になりたいと思ったきっかけは?

山田:小さな頃からアニメが好きだったんです。ほとんどアニメが放送されていないような小さな島に住んでいたんですけど、父がアニメ好きで、スカパー!でアニメだけを繋いでくれていたので、ずっとアニメを見ていたんですよ。それから中学の時の友だちの影響で、深夜アニメを見るようになって。最初に見たのは『ひぐらしのなく頃に』でしたね。同じ声優さんがいろんな作品で全然違う役を演じられているのを知って、声優さんっていいなあと思いました。最初に憧れたのは、小倉唯さん。ニコニコ動画の『みくみくにしてあげる』を見た時、アイドルだと思って調べたら声優さんだと知って。それから田村ゆかりさんを知ったりとか、広がっていきました。

――最初に進んだ道はアイドルでしたね。

山田:ちょっとアイドルにも興味があって(笑)。小学校の4年生から6年生まで芸能事務所に所属していたこともあると思います。といっても、出演したのはエキストラくらいでしたけど。高校では介護を勉強していて、2年生になって進路を考えたときにHKT48のオーディションを見つけて、受けてみようかなと。

――歌のほうにも興味はあった?

山田:音楽は大好きで、毎日のようにいろんなアーティストさんの曲を聴いていたんですけど、歌はどちらかというと苦手意識がありましたね…。

――HKT48として活動しながら、代々木アニメーション学院にも通われていましたが。

山田:17歳でHKT48に加入して、21歳になった頃に、やっぱり声優への憧れを捨てきれなくて。何かできることはないかなって考えた時に、家族にご相談しました。両親も夢を応援してくれていたので、「それで夢に繋がるんだったらいいよ」って背中を押してくれたんです。事務所の方で支配人と何回か面談している時に、ちょうど秋元(康)先生が代アニの総合プロデューサーに就任されて。それもあって午前中のクラスに通えることになりました。

――一大決心だったのでしょうね。アイドル活動をしながら通うのは大変だったのでは?

山田:そうですね。コンサートが続く時期はレッスンがあって授業に出られなかったりとか。でも、その日にあった授業のことをいつも教えてくれる子がいたりして、先生やクラスのみんなのおかげで切り抜けられたと思ってます。みんなが同じ夢に向かって進んでいるから、刺激を受けることも多くて、代アニに通えて良かったなって今でも思います。

――夏に放送されたアニメ『邪神ちゃんドロップキック』では、ぴの役を。

山田:声優として、名前がついた役をいただいたのは、これが初めてでした。ぴのは、くるくるツインテールのすごく可愛い天使なんですけど、内面は天使とはかけ離れていて…。私も思ったことをすぐに口に出してしまうし、自分にけっこう近いものを感じて大好きになりました。私はそこまで黒くはないつもりですけど(笑)。

――少しだけ黒い、ということでしょうか(笑)。初めてのアフレコはどうでした?

山田:ド新人なので、アフレコのブースに入るだけでも緊張して…。背中にビリビリとみなさんの視線を感じながら、緊張感の中でセリフを言ったことを覚えています。アマゾンプライムでの次回予告を毎回読ませていただいたので、そこで勉強になったことも多かったですね。

――アニメ好きで知られる山田さんですが、このアニメの好きなところは?

山田:キャラクターは美少女ばかりなのに、中身がちょっと黒かったり、血がグシャッと出たりして、ギャグ要素のあるところが大好きです。ゆりねのブラックなところとか、ぺこらの可哀想な感じとか、どのキャラクターも一人一人個性が強くて、みんな可愛いから推しが一人にしぼれない(笑)。収録する前に、原作を読んだ時から「あ、これは好きなやつだ」と思っていました。誰が見ても面白い作品だと思うので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。

――声優7人によるボーカルユニット・Kleissisのメンバーとしても活躍されています。

山田:オーディションで「この作品を自分の代表作にしたい」とお話しさせていただいたんですが、それが叶ったことがわかった時はすっっっごく嬉しかったです! 声優として初めて受けたオーディションだったこともあって。もっと頑張らないとなって思いました。

――グループはグループでも、アイドルではなくKleissisとして歌う感じはどうですか?

山田:全然違う感覚です。ボーカルを重視したユニットだし、曲調もかっこいい雰囲気なので。新しいジャンルで、新しい自分が出せているんじゃないかなあと。もちろん、今までの経験を少しでも生かすことができたらいいなと思ってます。

――瑠璃川サユキというキャラクターを見た感想は?

山田:まずビジュアルが可愛くて、愛おしくて仕方ないです(笑)。髪の毛が長くて前髪パッツンで、オドオドしていてちょっと天然っぽいし、自分に似ているな、とも思いました。歌声は、サユキちゃんは優しい感じっていう設定があったんですけど、キャラクターというより自分の声で歌っていいよと言われて。全員でマスタリングに立ち会わせていただいた時に「あ、サユキちゃんだ」って、イメージ通りだと言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

――デビューシングル「Kleissis Chaos」はどんな仕上がりに?

山田:まさにKleissisの世界観がすごく伝わる曲になっていると思います。うまく言えないんですけど…サビに向かってドーンと上がっていく感じ(笑)。力強い歌声とか、優しい歌声とか、セクシーな歌声とか、7つの個性が集まったような感じで。お互いに引き立たせあっていることに感動しました。振り付けにも注目してほしいです。AメロBメロは振りが決まってるんですけど、サビは自由に手振りをつけていて、それぞれの想いを感じていただけると思います。

――Kleissisに続いて、声優アイドルユニット・ギルドロップスとしてもデビューを。以前から目指していた「歌って踊れる声優」に着実に近づいている感覚はありますか?

山田:そうですね。今その第一歩がようやく踏み出せたところなのかな、と感じています。

――プライベートのお話になりますが、最近はまっていることは?

山田:怖い映画を一人で見てます。特に好きなのは「ソウ」シリーズ。怖いだけじゃなくて、仕掛けがすごかったりとか、ラストに伏線を拾える系の作品が好きです。ホラーとかで人が怖がってるのを見るのも好きで(笑)。でも、なぜかお化け屋敷には入れないんですよ。

――映像で見るのは平気なんですね(笑)。コスプレの趣味は今でも?

山田:最近はできてないけど…以前は女の子のキャラクターが多かったので、今度する機会があったら男装もいいですね。『Free!』が好きなので、制服コスプレとか。中学生の頃、いちばん最初に買ったコスプレは初音ミクで、カラコンをして、メイクやウィッグにもこだわって、自己満足で写真を撮ってました。田舎だから、周りに一緒にコスプレしてくれる友だちもいなくて、自宅で楽しんでました。通販で買って、なるべく原作に近づけたいから自分で手直しもして。

――手直しができるのはすごいですね。音楽は何が好きですか?

山田:私、流行に疎くて…。中学の時にニコニコ動画にはまってから、ずっとボカロ曲ばっかりです。歌い手さんが好きなんですよ。まふまふさん、luz(ルス)さん、両声類の96猫さん…。歌い手さんって、同じ曲なのに歌う人によって全然違うのが面白いなと思って。いつも、一人で歌い手さんのライブに行くのがリフレッシュになってます。

――最近好きな食べ物は?

山田:飲み物ですけど、カルピス。今年の夏は一気に10本買って、ちびちび飲んでました。濃い目が好きで、ペットボトルだと薄すぎるから原液を割って。カルピスって専用グラスがあるんですけど、それだとちっちゃいので、おうちにある大きめのグラスで作ります(笑)。アイスも年中食べてますね。

――これから演じてみたい役どころは?

山田:声優の魅力って、普段の自分とは違う人を演じられることだと思うので、元気なキャラクターとか演じられるようになりたいです。私はどちらかというと、のんびりしていて、元気なほうではないので(笑)。

――アイドルから声優に転身して、応援しているファンがたくさんいると思います。これから、どんな声優を目指していきたいですか?

山田:こうして夢を叶えるための第一歩を踏み出せたのは、ここまで応援してくださったみなさんのおかげです。卒業を決めて声優の道を進みたいっていう気持ちにしてくれたのも、ファンの方の力があったからだと思っています。転身してからまだ数ヶ月ですけども、これからは声優としての山田麻莉奈を見ていただけたらと思いますので、応援よろしくお願いいたします!

【声優図鑑】山田麻莉奈さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

山田麻莉奈

山田 麻莉奈(やまだ まりな) クロコダイル)所属

山田 麻莉奈(やまだ まりな) Twitter

◆撮影協力

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト