村山由佳「25年やってきた今だから書けた」―― “黒村山”も封印した、恋愛文学の至芸『はつ恋』

文芸・カルチャー

2018/12/9

 村山由佳さんの新刊『はつ恋』(ポプラ社)は、千葉県南房総の海のそばの日本家屋で愛猫と暮らす小説家のハナと、大阪を仕事の基盤とする大工の一人親方・トキヲの物語。  幼なじみのふたりは、40代で再会して恋人になった。ハナにとって、トキヲは何もかも安心して預けられる初めての相手。トキヲにとってハナは、幼い頃から憧れていた... 続きを読む