知っておきたい、アフターピル(緊急避妊薬)について

健康・美容

更新日:2020/5/11

 日本では、2011年5月に緊急避妊専用の薬剤である「ノルレボ錠」が発売されました。それまでは、緊急避妊用の薬剤がなかったので、中用量ピルであるプラノバールを「ヤツペ法」という方法で服用することで、緊急避妊薬の代わりにしていたのです。ノルレボ錠が発売されてからは、緊急避妊はこの専用の薬剤で行われるようになっています。また、2019年4月にはノルレボ錠の後発薬品が処方可能となったため、それまで高価だった緊急避妊薬が、少し入手しやすくなりました。ノルレボ錠そのものの価格が高いため、緊急避妊薬の処方を受けるための料金は、先発品だと1万5000円前後、後発品だと8000円前後になります。

 ノルレボ錠の主な副作用は、添付文書上は頭痛・吐き気・倦怠感などがあげられていますが、実際は大きな不調が出ることはほとんどありません。以前使われていたプラノバールでは、約半数のケースで強い吐き気や頭痛が出ていたのですが、ノルレボ錠は副作用が非常に少なく、海外では薬局で自分で購入することができるくらい安全な薬剤として扱われています。

 ノルレボ錠を服用すると、大体1~3週間後に消退出血と呼ばれる月経様の出血が見られます。この出血があることによって、今回の緊急避妊が成功した、つまり妊娠が回避できたことが確認できます。3週間たっても出血が来ない場合や、ごく少量の出血しか見られなかった場合は、念のため妊娠検査薬で確認した方がベターです。また、緊急避妊は連続して行うことができません。緊急避妊薬を服用してから出血を確認するまでは、性行為を完全に控える必要があります。

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 そして、最も重要なことは、緊急避妊をきっかけに今後の避妊方法を見直すということです。継続的に避妊が必要な人は、緊急避妊後に低用量ピルか子宮内避妊具での避妊を検討しましょう。