かわいそうなエピソードから相思相愛カップルまで誕生!「こえずか ~魅力発掘!夢発掘!第4回 声優図鑑 勝手にこえずかアワード~」昼の部レポート

アニメ部

2019/11/22

 2019年10月6日(日)、浜離宮朝日ホール 小ホールにて「こえずか ~魅力発掘!夢発掘!第4回 声優図鑑 勝手にこえずかアワード~」が開催された。ここでは【昼の部】の模様をお伝えする。

「こえずか」は、キャラクターの裏に隠された自分自身をありのままに語る、ダ・ヴィンチニュースの人気連載「声優図鑑」発の声優イチオシ企画。事前アンケートをもとにしたトークコーナーや朗読劇などで、声優個人の仕事の顔からオフの顔まで知ることが出来るイベントだ。

今回の出演者は、厚木那奈美さん、生田善子さん、礒部花凜さん、岩倉あずささん、上田瞳さん、小原莉子さん、澤田美晴さん、社本悠さん、紡木吏佐さん、南早紀さん、村上奈津実さん(50音順)。MCはこりゃめでてーなの伊藤こう大さんが務めた。

■友達がいないことから電気が止まったことまで、かわいそうな話の連続!

 まずは出演者がひとりずつ登場して自己紹介。趣味や特技を言う人もいれば、緊張していることを明かす人、共演者と仲良くなりたいと話す人などさまざまで、冒頭から個性が見え隠れ。紡木さんがいつか演じてみたいという「正統派どセンターの女の子風」の声でイベント概要を説明した後は、さっそく「こえずか」恒例の表彰を行った。

最初の表彰は「アンケート回答に最も時間をかけて答えてくれたで賞」。今回は、事前アンケートに文字通り時間をかけてしっかり答えてくれた澤田さんが受賞となった。澤田さんは13項目におよぶ質問にびっしり回答してくれたのだとか。

そして、『本音リサーチ!』のコーナーへ。先ほどと同じように、コーナータイトルはアンケートの「いつか演じてみたい役」の回答に従って、出演者が新鮮な演技や声色を披露。ここでは村上さんがイケメンボイスでみんなをときめかせていた。

ひとつ目のアンケート項目は『私、かわいそう…』。さまざまな視点からの“自分がかわいそうだと思うこと”を紹介していく。社本さんは、苗字にインパクトがあるため「名前で呼ばれたい…」との回答。なかなか「悠(はるか)」の方で呼ばれないらしい。そこで、この場であだ名を考えてみることになったのだが、結局は社本成分強めの「しゃか」になってしまっていた。

「友達がいないよ…」との回答は生田さん。誕生日に誰からもLINEがこなかったそうで、自分で「ハッピーバースデー、善子」と言ったという涙こぼれるエピソードを明かす。今回の出演者では南さんとアニメで共演したことがあり、共通点もあったことから友達になれそうだと話していた。その南さんからは、引越しをした時に買い換えた家具や家電の配達日が遅くて、床で寝たりコインランドリーを使っていたという驚愕の告白が飛び出す。

村上さんの回答は「髪の毛むしられた…(×3回)」とちょっぴり怖いもの。村上さん自身はお化けが平気とのことで、お化け屋敷に一緒に入った友達が怖くて村上さんの髪の毛を……というかわいそうな上に、かなり痛かったエピソードだ。そんな痛怖い内容でも、途中で話をふられた礒部さんの返答は相変わらずの空気感だったが。

小原さんは「暗闇の中で1人」という回答。こちらはホラー、ではなく電気代が払えずに電気が止まってしまった時の切ない話だ。電気が止まった話はMCの伊藤さんが共感を覚えただけでなく、礒部さんや南さんも経験があるとのこと。南さんは最後の砦である水道まで止まったことがあるようで、緊急時にリーズナブルなホテルで過ごすメリットも話してくれた。

毛色の違う内容だったのは澤田さん。どうやら喋っていると無意識の内に芸人のクロちゃんのようなトーンになってしまうらしい。ただ、意識してやってみると全然似ておらず、無意識の時だけのようだった。

■あの有名サンドイッチ店を初体験!

次のアンケート項目は、『私、食べたことないんです…』。有名チェーン店だけど今まで食べたことのないお店を紹介していく。「そんなものないない~♪」と答えた上田さんは解説者として、お店が出るたびに特徴やオススメなどを話してくれた。

澤田さんは「丸亀製麺」、社本さんと岩倉さんは「SUBWAY」と回答。聞いてみると、回答者以外にも行ったことがない人は何人かいて、澤田さんはそもそもうどんよりも蕎麦派だという。「SUBWAY」の方は、社本さんは野菜が苦手だから、岩倉さんは小さい頃に店名が読めなかったと理由はさまざまだ。

それなら実際に食べてもらおうということで、ステージには「SUBWAY」のサンドイッチが運ばれてきた……のだが、社本さんのサンドイッチはレタスが入ったまま。せっかくなので食べてみたものの、あからさまにまずそうな顔をする社本さん。彼女によると土の味がしたらしい。名誉のために言っておくが、あくまで野菜が苦手だからであってサンドイッチ自体はとても美味。岩倉さんも独特の感想を述べていたが、美味だということは周知のことだろう。

『クイズ! 誰の部屋でショー』のコーナーは、「あなたが家を出た瞬間に飼っているペットが喋り出したら、どんなことを話すと思いますか?」という質問を通じて、その人の部屋の状況を明かしていく内容。昼の部では、礒部さんと岩倉さんがペットのセリフを担当して部屋の様子が次々と白日の下に。

1人目の部屋のペットたちは「また納豆ばっかり食ってるね」「あと梅干し」などと、食べ物や冷蔵庫の中身について会話。これは澤田さんの部屋で、納豆と梅干しとご飯が好きなのでいつもそれをベースにアレンジ加えて食べているのだとか。料理ができるメンバーからアドバイスをもらって嬉しそうにしていた。

続いては「充電器早く隠れろ!」「アイアイサ!」と充電器が隠れるやり取りなのだが、簡単に言ってしまえば最近充電器をなくしてしまった礒部さんのエピソードだ。もっとも、本人は“たまたま”であることを主張していたが。さらに、ご飯が地味だとペットの猫たちが口を揃えていたのは岩倉さん。実際には結構いいものを与えているのに、どうしても人間が食べているものを食べたがるらしい。ほかのメンバーのペットの話にもなり、珍しいところでは小原さんは銀鳩を飼っていて、肩にのせて自転車を漕いでいるとのこと。

さまざまなトークを通して『ベスト! もっとお話聞かせてほしいで賞』に輝いたのは礒部さん。本人はトークがあまり得意ではないと普段からマネージャーに言われるそうで、賞状を見せつけたいと嬉しそうにしていた。

■アンケート結果で、相思相愛のカップル成立!?

『「声優図鑑」こっちも良かった! 私のお気に入り的1枚!』のコーナーでは、「声優図鑑」に掲載されているのとは別カットの写真を紹介しながら、当時の撮影を振り返っていった。

恵比寿や表参道といった撮影場所で張り合うような場面もありつつ、ここでしか見られない貴重な写真を公開。実年齢に見えないといった感想だけでなく、一緒に写っていた花の蜜が美味しいことなどの派生トークも飛び出す。さらに、今後掲載される紡木さんは、掲載に先駆けて写真を先行公開。スケバン刑事に見えるといった謎の伊藤さん評もあったが、掲載が楽しみになる素敵な1枚だった。

 

 

次は『もしもあながたメンズだったら…今日のメンバーの中で誰と付き合いたいですか?』というアンケート回答を紹介。当然、本人たちは他の人の回答を知らずに答えているので、もし2人がお互いの名前を書いていれば相思相愛と言えるだろう。

百聞は一見に如かずということで、それぞれの回答を紹介しよう。矢印の左側が回答者、右側が付き合いたいと思った相手だ。

紡木さん → 小原さん
小原さん、南さん → 生田さん
生田さん → 記入ナシ
上田さん → 村上さん
社本さん → 厚木さん
村上さん → 澤田さん、上田さん
厚木さん → 澤田さん
澤田さん、社本さん → 礒部さん
礒部さん → 記入ナシ

見事に相思相愛だったペアは上田さん&村上さん。上田さんは村上さんについて、「笑顔が素敵で、白米が好きなので作ったものを美味しいと言ってくれそう」と理由を語る。一方の村上さんは、“相手が男だったら”と勘違いして書いたらしいが、それでも気にはなっている様子。

ほかの人の理由も、「(小原さんと)一緒にお風呂も入ったんですよ」(紡木さん)、「顔が好き」(小原さん、南さん)、「お互いテーマパークが好きなので」など、見た目や趣味など理由をあげる。特技の剣道の話題が出ると、澤田さんはステージ上で剣道での気合の声を披露してくれた。一方で、記入なしだった生田さんや礒部さんは、初対面の相手のことを憶測で書いたりしたくないとのことだった。

■迫真の演技で声優の本領発揮!

最後のコーナーは、ほかでは絶対に聞くことのできないような演技や声で楽しませてくれる『私の日常』。アンケートをもとに、その人の日常をデフォルメして脚本を作成、生朗読で披露するコーナーだ。

第1話『私を…縛って…』
主人公:小原莉子
勉強机:紡木吏佐
椅子:岩倉あずさ
教科書:生田善子

これは自分を椅子に縛りつけてでも勉強するストーリーで、決め言葉は「よろしくお願いしまスタディ」。机たちの言い回しも面白い。もちろん誇張はされていたものの、元になったのは村上さんの中学時代のエピソードだ。その頃は勉強をしていないと不安で仕方なかったそうで、母親も正直引いていたほどだという。でも、そのおかげで常に学年1位だったというからすごい。

第2話『お父様…お母様…』
主人公:礒部花凜
父親:南早紀
母親:村上奈津実
司会:伊藤こう大

両親はお互いをあだ名で呼び合うのに、自分は敬語で話してしまうというエピソード。主人公以上に、両親が「ママちゃん」「パピちゃん」と呼び合ってイチャイチャしあう演技は気持ち悪さも感じるほどの熱演ぶり。これは厚木さんのエピソードで、実際にはさらに謎のあだ名が飛び交っているようだった。

第3話『ポジティブネガティブポジティブ』
主人公ポジティブサイド:社本悠
主人公ネガティブサイド:澤田美晴
友人A:上田瞳
友人B:厚木那奈美
スタッフ:伊藤こう大

無茶振りをされた収録を振り返って、ポジティブな思考とネガティブな思考が入り乱れるという内容で、収録時にやらされた(という設定の)モノマネや芸人の一発芸が多数飛び出す。それ自体が無茶ぶりになっていたわけだが、みんな芸達者ぶりを発揮して笑いや歓声が起こっていた。このエピソードは紡木さんの回答が元になっており、普段から脊髄反射のように喋ってしまう彼女は、家に帰って反省してしまうのだとか。とはいえ、寝れば忘れるというタイトル通りの性格をしているようだ。

そんな紡木さんには見事に主演声優賞が贈られ、出身地である沖縄の方言で受賞の喜びを語ってくれた。そして、今回もトークや朗読劇などで素の顔から見事な演技まで見せてくれた「こえずか」の昼の部を総合した優勝者は小原さん。何に対する優勝なのかは気にしないことにして、喜びを見せて昼の部を締めくくった。

こえずか

こえずか公式サイト