生理の遅れ以外の妊娠初期の症状

健康・美容

2019/10/4

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

 通常妊娠に気づくのは「月経の遅れ」が発生してから、つまり、月経予定日になっても月経が来ないために妊娠検査薬で検査をしてみて妊娠していることが分かる、というパターンが多いと思われます。しかし、実際は月経予定日が来る前に妊娠が分かったり、確定ではないけれど「妊娠しているだろうな」と気づくケースがあるのです。

 妊娠検査薬で陽性が出るタイミングですが、月経予定日から使えるものだと「3週5日」くらいからうっすらと陽性が出ます。つまり、月経予定日の2日くらい前から陽性反応が出ることもあるのです。厳密には、排卵日が多少ずれていたりして、月経予定日だと思っていた日がすでに月経予定日を過ぎていることもありうるので、「いつ検査をすれば陽性が確認できます」とは言えません。基礎体温をつけていたり、病院で超音波検査を受けて排卵日が比較的正確に分かっている場合は、排卵日から2週間たっていれば妊娠反応は確認できます。ちょっとフライングで検査してみる場合は、排卵日から12日後から2~3日間検査をしてみると、早めに結果を知ることはできるでしょう。

 また、妊娠している周期の高温期は、いつもより体温が高めになることがあります。高温期に出る「黄体ホルモン」の分泌量が通常の周期よりかなり多くなってくるため、高温期の後半には普段よりも胸の張りが強く出たり、むくみがひどくなったりする場合があります。ただし、これらの症状は月経前症候群(PMS)でも見られる症状なので、高温期の後半にこれらの症状が見られたからと言って「妊娠初期の症状である」とは断定できません。

 その他にも、妊娠初期に見られる症状として、熱っぽい感じ・だるさ・眠気・頭痛・吐き気などがあげられます。これらも、風邪の症状や月経前症候群、自律神経失調症と区別をつけることは困難であり、「妊娠による症状」なのかどうかの判別は、時期を待って妊娠反応を確認するしかありません。

 妊娠を希望している方にとっては「妊娠しているかどうか」を1日でも早く知る方法があればいいのに、と思われるかもしれません。でも実際は、症状で早期に妊娠の有無を確認することはできず、月経予定日まで待って妊娠検査薬で確認するのが一番早くて簡便な方法なのです。