『寄生獣』『ミュージアム』『僕やり』… 年末年始の一気読みにオススメ! 10巻以内で完結する漫画

マンガ・アニメ

2018/12/28

 師走になり、少しずつ慌ただしくなってきたと実感されている方も多いのではないだろうか。ただ、これを乗り切れば年末年始。ゆったりとできる日々が待ち遠しい。

 実家に帰省、旅行、お家でゆったり…。色々な過ごし方があると思うが、年末年始は基本的に暇な時間が多いもの。移動の車内や、実家のこたつの中なんかで夢中になれるものがあったらな…。毎年そう感じてしまうのは私だけではないはず。

 そんな年末年始に最適な、ページをめくる手が止まらなくなってしまうようなマンガの中から、10巻以内で完結するオススメの作品を5点ご紹介したい。

■人間の頭に侵入する「寄生生物」との戦い

 言わずと知れた大人気漫画、『寄生獣』(岩明 均/講談社)も、年末年始に没頭して読みきれるボリューム。ある日突然、大量に飛来した「寄生生物(パラサイト)」。それらは人間の頭に侵入し、寄生する。そして全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食しはじめる、という設定だ。

 本作の主人公は、高校生の新一。そして彼の右手に寄生したミギーだ。「『寄生獣』は読んでないけどずっと気になっていた」と思っている人もかなり多いようなので、この年末年始を機に堪能してみてはいかがだろうか。

■高校生たちの青春逃亡劇と、生々しい人間本質


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    『僕たちがやりました』(原作:金城宗幸 漫画:荒木光/講談社)
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 ドラマ化もされた、「僕やり」こと『僕たちがやりました』(金城宗幸:原作、荒木 光:漫画/講談社)の主人公は、高校2年生の増渕トビオ。彼は同級生の友人や金持ちの先輩とつるみ、それなりに楽しい毎日を送っていた。

 しかし彼らが隣の不良高校に仕掛けた仕返しのいたずらが暴走し、死傷者が出る事態に。贅沢をしてから捕まることに決めた者、逃亡生活を送ることにした者、恋人のもとで捕まるまでの時間を過ごすと決めた者…。青春の疾走感もありつつ、人間の生々しい姿が克明に描かれる。ページをめくる手が止まらなくなる中毒一気読み漫画だ。

■巨万の富と命を賭けて闘う、“裏世界のダーツ”

『エンバンメイズ』(田中一行/講談社)は、地下に広がる巨大ダーツ競技場を舞台に、裏世界の“勝負師”たちの生き様を描いた作品。闇に包まれた地下社会で、彼らは巨万の富と、時に命を賭けて奮闘する。

 本作の主人公・烏丸徨は、“迷路の悪魔”と呼ばれる凄腕ダーツプレイヤー。借金取りや謎の組織と賭博ダーツを繰り広げ、その強い心臓で相手を撃破していく。とにかく奥深くて凄まじい、ダーツの心理戦を描き出した本作品。実際にダーツをプレイする読者からの支持も篤い。

■雨の日にだけ出現し、残虐な“私刑執行”を重ねる「カエル男」とは

『ミュージアム』(巴 亮介/講談社)は、映画化もされ高い評価を得たホラー・サスペンス漫画。主人公の沢村久志は、家庭を顧みずに仕事に没頭し、妻と息子に家出された警察官。彼が追っているのは、カエルのマスクを被り、雨の日にだけ猟奇殺人を行う「カエル男」だ。

「カエル男」による残虐な殺人事件が繰り返されるうちに、その被害者の全員が「幼女樹脂詰め殺人事件」を担当した裁判員であることが判明する。そして、息子を連れて家出した沢村の妻もその1人であった…。息が詰まるような、疾走感や意外性に富んだ展開にハマること間違いなしだ。

■胸が切り裂かれる、甘くて切ない芸大生の恋愛物語

『夏の前日』(吉田基已/講談社)は、芸大生の恋愛を描いた青春物語。主人公の青木哲生は、油絵を学ぶ芸術大学生。彼はバイト先の画材屋で出会った年上の和服美人・藍沢晶と関係を持つようになる。

 お互いが深い愛情を抱きながらも、不器用さのせいですれ違っていく。そんな2人の様子をもどかしがりながらも、共感が止まらなくなってしまう物語。濃密で、甘酸っぱくて、そして胸が切り裂かれそうになる作品。年末年始に、あの頃のときめきを取り戻したい方には特にオススメの作品だ。

 紹介した5作品は、2018年12月28日(金)~2019年1月10日(木)の間に楽天Koboにて開催される「講談社 冬電書2019」の対象作品で1巻または複数巻が無料。移動中やこたつの中での一気読みに、電子版で読むのも都合がよさそうだ。

文=K(稲)