ヒロアカやぼく勉の新クールに大反響! 2019秋アニメを席巻する『ジャンプ』発の人気シリーズ4選

マンガ

公開日:2019/12/10

 大好評のうちに最終回を迎えた「鬼滅の刃」を始めとして、ヒット作が次々と生まれている『ジャンプ』発のアニメ。10月から放送が始まった秋アニメの中にも、人気作品の続編シリーズが数多く含まれている。今回はそんな『ジャンプ』系マンガを原作としたアニメを、作品のあらすじと共に紹介していこう。

■待望の新エピソードが始動! 白熱するヒーロー候補生たちの物語

『僕のヒーローアカデミア』24巻(堀越耕平/集英社)

 『週刊少年ジャンプ』で連載中の大ヒットマンガを原作とした「僕のヒーローアカデミア」の第4期が、2019年10月12日(土)から放送スタート。同作は総人口の約8割が“個性”と呼ばれる能力を持つ世界で、人々を守るヒーローになることを目指す高校生たちの物語だ。

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 ナンバーワンヒーロー・オールマイトの引退後、その意志を受け継いだ主人公の緑谷出久。今回のシリーズでは、出久がプロヒーローのもとでインターン活動を行っている3年生・通形ミリオと出会うことに。自らもインターン活動への意欲を募らせる一方、水面下では指定敵(ヴィラン)団体・死穢八斎會が不穏な動きを見せ始めていた――。

 原作でも人気が高いエピソードのアニメ化に、ファンからは「インターン編がヒロアカで一番好きだから楽しみすぎる!」「予告を見るだけでも泣きそうになった」と期待の声が続出。現在は第71話まで放送されており、ヒーローの個性を壊す銃弾を作る「死穢八斎會」との戦闘の様子が描かれている。 闘うのは、雄英ビッグ3 の一人である“サンイーター”のヒーロー名を持つ天喰環。劣勢に立たされる中、親友で同じく雄英ビッグ3 の一人である通形ミリオの言葉を胸に、事態を打開すべく戦う。

 ヒーローと敵(ヴィラン)との戦いがより激化していく今シーズン。主人公・出久と仲間たちの成長だけでなく、善とは悪とは、自分との向き合い方、他人との向き合い方。そんなものを考えさせられてしまう。一体どんな激闘が繰り広げられるのか、この先の展開から目を離せない!

※アニメ公式サイト:https://heroaca.com/

■ちょっとエッチな新感覚料理アニメに大興奮!

『食戟のソーマ』36巻(原作:附田祐斗、作画:佐伯俊、協力:森崎友紀/集英社)

 「食戟のソーマ 神ノ皿」は、今年6月まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていたグルメマンガを原作としたアニメの第4期。作中では超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」に入学した幸平創真が、様々な料理人との出会いを通じて成長していくさまが描かれている。

 同作の見どころは“食戟(しょくげき)”と呼ばれる料理対決。超絶技巧を身につけた料理人たちが振る舞う絶品料理を口にした者は、男女を問わず恍惚としたリアクションに導かれてしまう――。

 10月11日(金)から放送が始まった今回のアニメシリーズでは、遠月学園の新総帥・薙切薊が率いる「新遠月十傑」と創真たちが激突。第1話から希少食材マスターの小林竜胆とラーメンマスター・女木島冬輔が対峙することになり、「ノリも作画も安定していて期待どおり!」「相変わらず演出が熱くて素晴らしい」と大反響を呼んでいた。

 現在は第9話まで放送中。櫻井孝宏が演ずる2年生・一色 慧と「遠月十傑」第一席の司 瑛士との食戟が描かれた。お題は「ウサギの肉」。フレンチでは定番食材だが、一式はそれを和食として見事に仕立て上げ審査員の度肝を抜く。しかし対する司は余裕の構えでその才能を見せつけ…。今回は一色先輩のふんどし姿も拝めた対決に視聴者も「いいこと言ってるのにふんどし…」「久々のふんどし姿うれしいな」とのつぶやきを発しながら楽しんでいた模様。毎回見ているとお腹が空いてくる深夜アニメ、今回の戦いには進級や仲間たちの命運もかかっている。熱い対決の結末が楽しみだ。

※アニメ公式サイト:http://shokugekinosoma.com/4thplate/

■最後に選ばれるのは誰?“できない”天才たちのラブコメディ

『ぼくたちは勉強ができない』14巻(筒井大志/集英社)

 『週刊少年ジャンプ』で人気沸騰中のラブコメを原作としたテレビアニメの第2期「ぼくたちは勉強ができない!」が、10月5日(土)から始まった。主人公の唯我成幸は大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を狙う高校3年生。成幸は学園が誇る3人の天才・古橋文乃、緒方理珠、武元うるかの教育係を引き受けるのだが、彼女たちは苦手科目に関してはどこまでもポンコツだった。彼女たちを志望大学に合格させるため、教育係として主人公が奮闘する。

 受験勉強に励みながら、主人公に惹かれていく3人のヒロインたち。厳しい性格に見えながら実はドジっ子な教師・桐須真冬やメイドとして働きながら医学部を目指す先輩・小美浪あすみも加わり、甘酸っぱい恋模様はますます盛り上がっていく。

 ラブコメならではの“ドキッとするシーン”も満載で、1話に対しても「最初からサービスいっぱいで最高だった!」「相変わらず面白くてかわいくて完璧」と喝采を浴びていた。

 現在は第11話までが放送中。各々の進路は、「本当にやりたいこと」とは何なのか。将来と恋、コミカルな勘違いやすれ違い、ドタバタしつつも楽しそうに、がんばって日々を過ごす彼らに、週末のひととき癒されてみてはいかがだろうか。

※アニメ公式サイト:https://boku-ben.com/

■音楽によって重なる重い―琴(こと)に捧げる青春

『この音とまれ!』21巻(アミュー/集英社)

 「この音とまれ!」は箏によって音楽を奏でる箏曲(そうきょく)を題材とした青春学園アニメ。原作は『ジャンプSQ.』で連載が続いており、累計発行部数300万部を超える大ヒットを記録している。

 たった1人の男子部員・倉田武蔵を残して部員たちが卒業し、廃部寸前になってしまった時瀬高校箏曲部。そこに不良と恐れられる久遠愛や箏の天才である鳳月さとわが入部したことによって、物語は動き始める――。

 10月5日(土)に放送が始まった第2クールの1話目では、武蔵たちが全力を尽くして演奏に挑んだ「邦楽祭」の結果が発表されることに。今後は全国を目指す箏曲部の奮闘やほのかな恋心なども描かれていくようで、ネット上で「2クール目はラブコメになるのか!?」「今のところ今期トップで面白い!」と注目を集めた。

 現在は、23話までが放映中。ライバル校である超名門、姫坂女学院箏曲部のストーリーが描かれ、丁寧な描写に視聴者からは「かっこいいライバルも醍醐味のひとつ」「どのキャラも本当に好き」との声があがっていた。神奈川県予選大会に向けて、ぶつかりあい、家族との関係や自分を見つめ直しながら絆を深め、練習を重ねてきた部員たち。時瀬高校箏曲部は最後の1校に残ることができるのだろうか。

※アニメ公式サイト:http://www.konooto-anime.jp/

 今期の『ジャンプ』発アニメはバトルものからラブコメ、グルメまで様々なジャンルが揃っており、各作品とも、白熱する結末に向けて盛り上がっている。ぜひこの機会に“少年の心”をくすぐられるアニメに触れてみてほしい。