『創世のタイガ』第2部スタートの最新12巻発売! 原始の世界にタイムスリップした平凡な大学生がホモ・サピエンスの王になる

マンガ

公開日:2024/3/29

創世のタイガ
創世のタイガ』12巻(森恒二/白泉社)

 古代にタイムスリップしてしまった大学生たちの過酷なサバイバルを描いた『創世のタイガ』。待望の第2部スタートとなるコミックス最新12巻が、2024年3月29日(金)に発売された。

 作者の森恒二は、『ホーリーランド』や『自殺島』など数々の人気作を生み出してきたヒットメーカー。「リアルな人間を描かせたら右に出るものはいない」と評される森が今回の『創世のタイガ』で描くのは、マンモスなど古代の巨大生物が生きる原始の世界だ。

 大学の文化人類学のゼミ仲間とオーストラリアへ卒業旅行に出かけた主人公のタイガは、偶然入った洞窟で観光ガイドにも載っていない古代の壁画を発見する。直後に起こった崩落からなんとか逃れた彼らは、入り口とは別の穴から外に出るが、そこに広がっていたのは明らかに現代とは異なる“絶望の景色”だった。

advertisement

 巨大な馬のような動物がオオカミに捕食されていたり、水辺にマンモスが群がっていたり……。もう帰れない、そう確信しながらもタイガは、原始の光景に胸を熱くさせるのだった。

 過酷なサバイバル生活の中、ある時タイガたちはネアンデルタール人がホモ・サピエンスを殺害する現場に遭遇。また住みかをネアンデルタール人に襲撃されるなど、少しずつホモ・サピエンスとネアンデルタール人の戦いに巻き込まれていくことになる――。

 マンガファンのあいだでも評判の高かった『創世のタイガ』。これまでネット上には「やはり世界観の構築と状況設定が抜群に上手い。やっぱりね、面白いですよ森恒二先生の作品は」「森先生の描くサバイバルはリアルで、狩りの雰囲気などはとても好きです」「サバイバル要素とかも過去作からさらに洗練されてる。冒険のワクワクもあるし、本当に続きが気になる作品!」などなど、絶賛の声が数多く上がっていた。

 ちなみに同作は2017年に『イブニング』(講談社)で連載をスタートさせ、コミックス11巻で第1部が完結。2023年7月からは、約6年間連載した『イブニング』から『ヤングアニマル』(白泉社)に移籍して第2部がスタートした。そしてコミックス最新12巻では、ついにホモ・サピエンスとネアン軍の全面戦争が始まる。

 現代の文明に慣れすぎた平凡な大学生が、原始の世界でどう生きていくのか、自分だったら何ができるのか――。そんなことを考えながら、ぜひ『創世のタイガ』を読んでみてほしい。

あわせて読みたい