川崎が舞台の警察ヒューマンコメディ『下足痕踏んじゃいました』コミックス第4巻の舞台はホストクラブ

マンガ

更新日:2024/5/20

下足痕踏んじゃいました
下足痕踏んじゃいました』4巻(麻生みこと/白泉社)

 神奈川県・川崎を舞台にした警察ヒューマンコメディ『下足痕踏んじゃいました』。そのコミックス最新4巻が、2024年5月2日(木)に発売された。凹凸バディは今回、どんな事件と相対していくのだろうか?

 川崎東署刑事第一課強行犯係に所属する主人公・加藤宙(そら)は鋭い洞察力を持つ一方、うっかり現場を荒らしてしまったり事件関係者に同情してしまったりと、どこかお人好しで頼りない側面も併せ持つ若手警官である。

 そんな宙とバディを組む工藤花は、華奢な体系ながら柔道やシステマ(ロシア生まれの格闘術)の心得を持つバリバリの武闘派な女性警官。男性社会な職場環境でナメられたくないという思いから厳しい性格をしているが、心根は優しく頼れる先輩として宙を支えている。2人は様々な事件と相対しながら理解を深め合い、今日も川崎の平和を守っていく――。

advertisement

 今回発売されるコミックス最新4巻では、ホストクラブにて起きた傷害事件をきっかけとした物語が展開されていく。さらには、管轄内で老夫婦を狙った“アポ電強盗”も発生。しかも関係者として候補に上がったのは、宙が交番勤務時代に知り合い、夢を応援しつつ更生を願っていた人物で……。

 刑事モノということでシリアスな展開が主軸だが、ポップでコミカルなシーンも多く描かれる同作。普段は頼りない宙の活躍や堅物な花がデレる場面など、各キャラクターの個性を垣間見られるのも同作の読みどころだ。

 さらに実在する川崎を舞台にしていることも、親しみやすい作品になっているポイントのひとつ。実際に読者からは、「とにかく話が良く、川崎の知ってる場所が描かれているので、私にとっては割増で面白いです」「内容ももちろん面白かったけど、たまたま舞台となる川崎に昔住んでいたのでなんだかものすごい親近感」「見慣れた建物が出るたびにニヤニヤしちゃう」「川崎民は必読なので本屋に駆け込んで欲しい」といった声が寄せられている。

 ちなみに5月6日より、物語にも登場するJR南武線・鶴見線車両内およびJR川崎駅にて、『下足痕踏んじゃいました』の交通広告を掲出中。5月12日までの期間限定となっているので、気になる人は聖地巡礼がてらチェックしてみてはいかがだろうか。

 地域に根付いた作品としてはもちろんのこと、刑事モノとしても好評の声が相次いでいる『下足痕踏んじゃいました』。何かと話題の尽きない川崎という街に興味のある人は、ぜひ同作を通してその一端に触れてみて欲しい。


あわせて読みたい