「まーじーかー!!」「今年一番の楽しみ」TVアニメ『ふらいんぐうぃっち』に期待の声

マンガ

更新日:2016/3/14


 15歳の魔女っ子・真琴の日常をゆるっと描いたマンガ『ふらいんぐうぃっち』が、2016年4月よりTVアニメ化されることが明らかになった。ティザービジュアルやメインスタッフも公開され、ファンからは「動く真琴ちゃん、動くチトさん、楽しみです!」という声があがっており、早くも春が来るのを待ちきれない様子である。

 青森県弘前市で生まれ育った作者・石塚千尋。2010年に新人賞を受賞し『別冊少年マガジン』に読み切りが掲載されて漫画家デビューを果たした。その後は苦労や挫折の連続だったが、読み切りとして掲載された『ふらいんぐうぃっち』が読者から根強い人気を得て、2012年に連載化を果たした。

 『ふらいんぐうぃっち』の舞台となっているのは、石塚の地元である弘前市。石塚はデビューを果たした今でも弘前に在住しており、東京でネーム作成や編集者との打ち合わせを約1週間程度で行った後、必ず弘前に帰って原稿を描くそうだ。ストーリーのネタも市内を自転車で回って探すようで、作中には弘前の街並みが随所に散りばめられている。そのため、地元の人からの支持もあつく、聖地巡礼として弘前に訪れるファンも多い。

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 “魔女”というちょっと現実世界とはかけ離れた非日常の設定ながら、「あまり波風をたてたものにはしたくない」という作者の思いから、又従兄弟の圭や、友人のなお達と共にリンゴを栽培したり、桜祭りに出かけたり、鯨を見に行ったりと、少年マンガ誌としては珍しいユルッとした日常ストーリーになっている。その日常の中でも、クスッと笑えるようなシュールなギャグが織り込まれており、読者を飽きさせない。

 また、魅力的なキャラクターも人気の秘密だろう。主人公の真琴は黒髪ロング、ドジっ子、巨乳、魔女と萌え要素がてんこ盛りで「やばい…真琴ちゃんドストライクだわ」とファンのハートを鷲づかみ。さらに、常識がなく自由人な従兄弟の千夏や、愛くるしい真琴の相棒・黒猫のチトなど、個性的なキャラクターが登場し、ストーリーを盛り上げていく。

 現在3巻までしか発売されていないが、ファンからの支持もあり、『ふらいんぐうぃっち』が2016年4月にTVアニメ化されることが決定。監督は「裏切りは僕の名前を知っている」「神様のメモ帳」などを手がけた桜美かつしが担当し、アニメーション制作は「監獄学園」「ヘヴィーオブジェクト」のJ.C.STAFFが行う。待望のアニメ化にファンからは「まーじーかー!! 楽しみで仕方がない」「きましたわー!! ワチョーイ!」「今年一番の楽しみです。期待してます!」と、テンションMAX。

 また、公開されたティザービジュアルには、真琴が黒猫のチトとバスに乗って、青森の豊かな自然を眺めている姿が描かれており、「ヤバい、絵がヤバい、とてもいい、絵が可愛いシンプルなのにこの素晴らしさヤバい」「いい感じキターー!!!」「真琴ちゃん可愛すぎです~」という声が上がるなど、ファンからのお墨付きを得た。

 さらに「出身地が舞台で、とっても楽しみ! 漫画も読んでいるとほっこりする。弘前の知名度上がりそうな予感!」「ふらいんぐうぃっち青森県だから見たいよね」「弘前出身の自分にとって見るべきアニメである。いや、見たいです。見せてください」「地元だからふらいんぐうぃっち激推しです」と、地元民からの応援の声も届いている。

 アニメ放送前の2016年3月9日(水)には、新刊第4巻が発売されることになっており、こちらも見逃せない。石塚も「監督は自分の要望を色々汲み取ってくれています。いい作品になるんじゃないかと思います!」「アニメ製作チームの皆さんには色々ワガママ聞いてもらってます。感謝です」とTwitterで呟いており、かなりこだわった作品になっているようだ。4月の放送開始まで心待ちにしていよう。

TVアニメ「ふらいんぐうぃっち」
放送開始日:2016年4月
原作:石塚千尋
監督:桜美かつし
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:安野将人
アニメーション制作:J.C.STAFF
(C)石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会
⇒TVアニメ「ふらいんぐうぃっち」公式サイト

■『ふらいんぐうぃっち』3巻
著:石塚千尋
価格:429円(+税)
発売日:2015年4月9日
出版社:講談社