「コレは素晴らしい企画!」ちばてつや原作『風のように』主演・野沢雅子で劇場アニメ制作プロジェクト始動

マンガ・アニメ

2016/3/12


 代表作『あしたのジョー』などで知られる漫画界の巨匠・ちばてつやが、1969年に描いた読み切り作品『風のように』が主演・野沢雅子で劇場アニメ化される。また、同作の制作にかかる費用およそ2,000万円のうち、「FUNDIY」にて200万円ほどの支援を募集している。このニュースに「これは観たい!」「沢山の支援があるといいね」「コレは素晴らしい企画」と賛同の声が相次いでいる。

 『風のように』は、ちばてつやが「自然を大切にすることの重要性を見つめなおしたい」という想いから描き上げられた作品。トラックの転落事故により家族の中で、ただ一人生き残った養蜂家の少年三平は、ある日、蜂に刺されて倒れていた少女チヨと出会い、彼女の住む里で暮らすことになる。三平は、村人も諦めていた荒地を一人で開墾し突如姿を消すも、チヨは三平の帰りを信じ待ち続ける、という心のつながりを描いた物語。

 今回アニメの制作を担当するのは、劇場アニメ「フイチンさん」などを手がけるエクラアニマル。そして企画・絵コンテ・演出は本多敏行。宮崎駿などと共にアニメ制作に没頭し、これまでに「おれは鉄兵」「野球狂の詩」「一球さん」「ドラえもん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」など、多くの人気アニメの作画監督を務めてきた。

 原作のちばてつやは今回のプロジェクトに対し、「『風のように』が、ついにアニメーションになるそうだ。しかもあの名作『フイチンさん』を創ったエクラアニマル社の制作で。『キャラ設定』や『絵コンテ』を見せて貰った。三平やチヨ、カメ吉ら、子ども達の瞳がいきいきと輝いている。せん婆ちゃんや、村人たち、駐在さんたちも、元気に動き回っている。蜂たちも群れをなして、大空を飛びまわっている。完成が楽しみだなぁ。待ち遠しいなぁ。早く完成しないと、死んじゃうぞ」とコメントをした。

 また本多敏行は「『風のように』は、かつての日本の村落共同体のような、他人を思いやる社会、人間が手を付けない自然、そういうものが見事に描き出されている。若い人や子供たちにとっては、まるでタイムマシンで時代を遡ったように見えるかもしれないが、彼らの親や祖父母の世代ではどこにでも見られた光景であり、日本人が自らの遺伝子の中に刻み込んできた歴史でもある。日本型村社会は保守的縦型社会ともいえるが、人びとが助け合いながら生きる、それが当たり前の時代を過ごしてきた世代としては、その中から今の子どもたちに伝えるべきものを探り出し、実生活に役立てていくことに大きな意味があると考える。」と本作への思いを語った。

 今回の制作にあたって、資金捻出のために活用された「FUNDIY」とは、アーティスト自らPRし実現に向けて必要な支援を募ることができる、アートクラウドファンディング・プラットフォーム。ここで支援をしたサポーターは、その額に応じてアーティスト側から特別なアイテムを貰い受けることができる。

 この『風のように』アニメーション制作プロジェクトでは、1,000円支援者にはアニメ設定資料デジタルデータ(PDF)とイラスト入り御礼メッセージ。10,000円支援者にはそれに加え、アニメ本編ディスク(DVD)、同梱ライナーへクレジット記載、オリジナルグッズ(ポストカード、缶バッジ)。20,000円支援者にはさらにアニメ制作時の生原画1枚とアニメ設定資料集を追加、と額に応じてアイテムがグレードアップ。そして50,000円支援者にはちばてつや直筆サイン入り複製原画に加え、ちばてつやも参加する完成披露トークイベントへ招待される。

 現在制作は順調に進んでおりビジュアルイメージを見たファンも「今この話をアニメに。シブい……しかも原作の絵にけっこう忠実なキャラ絵で期待」「どストライクな昭和感がたまらん!ほんまに楽しみや」と完成に期待の声を上げている。

劇場アニメーション「風のように」
公開日:2016年5月以降
原作:ちばてつや
企画:本多敏行
脚本:比戸野智恵
絵コンテ・演出:本多敏行
作画監督:野口征恒
プロデューサー:豊永ひとみ
制作:エクラアニマル
キャスト:野沢雅子、福原美波、武田華、鈴木れい子、柳沢三千代 ほか
(C)ちばてつや (C)ちばてつや/エクラアニマル
⇒アニメ「風のように」公式サイト
⇒「風のように」アニメーション制作プロジェクトページ


■『ちばてつやが語る「ちばてつや」
著:ちばてつや
価格:821円(税込)
発売日:2014年5月16日
出版社:集英社

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