婚活をリベンジするには? スゴ腕アドバイザーが教える婚活の極意

恋愛・結婚

公開日:2016/3/24


『婚活リベンジ! マンガでわかる 今度こそ、半年以内に理想のパートナーを引き寄せる方法』(植草美幸:著、海埜ゆうこ:マンガ/KADOKAWA)

 婚活を始めた女性のうち、その半数は途中で断念するという。それを「婚活難民」と呼ぶ。婚活難民とは、婚活を半年から1年くらい行ううちに、次第に婚活に疲れを感じ、結婚に対してもあきらめを感じる人たちのことだ。事実、婚活難民は、いまや全国で80万人いるとか。80万人もの「疲れてあきらめてしまっている人たち」がいるとは驚愕だ。しかし婚活こそ、やろうと思っても、成功させようと頑張っても上手くいかないもの。そこで紹介したいのが『婚活リベンジ! マンガでわかる 今度こそ、半年以内に理想のパートナーを引き寄せる方法』(植草美幸:著、海埜ゆうこ:マンガ/KADOKAWA)だ。

 著者は、結婚相談所「マリーミー」を主宰し、会員の80%を1年以内に結婚へと導いているスゴ腕婚活アドバイザーの植草美幸氏。婚活に悩む全ての女性が幸せになってほしいと、半年以内に理想のパートナーを引き寄せる方法をマンガで分かりやすく解説している。気になる中身に触れていこう。

 主人公は、一人暮らしのOL亜矢。年齢は36歳。かつては婚活をしていたが、なかなか上手くいかずに断念。結婚はしたいと思っているものの、婚活での失敗の日々を引きずり、同じく結婚に悩む女友達と女子会を繰り返し、傷をなめ合う日々が続いている――。そんなリアリティ溢れるプロローグが描かれている。

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 実は「婚活疲れ」が社会現象の1つとなっているらしい。その「婚活疲れ」を生み出す最大の原因が、婚活をなんとなく始めてしまったことだとか。本書は、そんな「婚活疲れ」から抜け出すべく、戦略を練り直す仕切り直しの一冊となっており、ここから物語は急展開していく。すっかり婚活に悲観的になっていた亜矢だが、ある日友達の家に遊びに行くことになったのだ。

 旦那とのラブラブな結婚生活を見せつけられる亜矢。結婚という素晴らしいイベントをまじまじと見せつけられて、「やっぱり結婚がしたい!だから婚活をしよう!」と、決断する。しかし、どう行動していくべきか、同じ失敗は繰り返したくないと、悩んでいた矢先、とあるBarで「婚活マスター」と出会い、亜矢の新たな婚活が始まる――。

 そして、ここから植草美幸氏による婚活テクニックがたっぷりと紹介されている。今回は「婚活を成功させるポイント」をごく一部だけ、箇条書きにして紹介したい。

「婚活を成功させるポイント」
・女子会はやめるべし
・1日でも早く婚活を再開させよ
・結婚生活のイメージが湧いていないと、理想の相手も探せない
・婚活の流れを左右する「NGワード」と「盛り上げワード」が存在する
・どんなに盛り上がっても、自分から「好き」と決して言わない

 このように、婚活を始めてから結婚を決めるまでのアドバイスが盛りだくさんだ。この一冊があれば、スタートからゴールまでの道のりがおのずと見えてくるだろう。とても紹介しきれないので、気になる方はぜひ本書をチェックしてほしい。

 物語の最後には、亜矢との結婚に前向きな彼が登場し、婚活が見事成功しそうな様子が描かれている。さらに巻末では、婚活が上手くいく人といかない人の差について触れられている。それは「素直にアドバイスを聞き入れる人かどうか」だそう。このたった1つだけの差で、婚活が成功するかどうか決まるという。

 私自身は男性であるが、本書を読んで非常に勉強になることが多々あった。婚活はいつでも始められるが、だからこそ、いつ始めていいか分からない。そして、それが今なのかもしれない、ということを強く意識した。これを機に、人生最大のイベントについて本腰を入れてみるのもいいだろう。

文=いのうえゆきひろ