初めての「大河ドラマ検定」が実施決定! 膨大な過去作の知識が今、試される!!

エンタメ

2016/4/29


『大河ドラマ検定 公式問題集』(小和田哲男:監修、大河ドラマ検定委員会:監修/NHK出版)

 大河ドラマ、好きですか? そう問う前に「大河ドラマって何ぞや?」という人のため軽く解説をしておこう。大河ドラマとは、1963年よりNHKで放送されている歴史をテーマとした連続ドラマである。おそらくNHKのドラマの中でも、連続テレビ小説と双璧をなす看板番組といってもよいだろう。

 で、冒頭の質問となるのだが、私自身でいえば答えは多分「イエス」である。なぜ多分なのかといえば、途中、観てない時期があるからだ。理由は仕事が忙しかったとか色々あるのだが、それでも最近は視聴を再開してその魅力を改めて確認。一応、昔はツイてなかった時に「なんてこった…、今日は…アンラッキーだゼ!」(第22作『山河燃ゆ』)とこぼしてみたり、友人が約束を違えた時には「悲しいぞ、飯富!」(第26作『武田信玄』)と非難したりとハマっていた時期もあるので、ギリギリ「イエス」としておきたい。

 そして私など問題にならないほど大河ドラマを愛して止まない人も当然いるだろう。そんな人に朗報がある。それは2016年に「第1回 大河ドラマ検定」が行なわれるのだ。これまで大河ドラマを視聴して培われてきた薀蓄の数々を、公式に試すことができる機会がやってきたのである。検定に興味のある人ならば当然、どんな問題が出題されるのか気になるところだろう。その辺は『大河ドラマ検定 公式問題集』(小和田哲男:監修、大河ドラマ検定委員会:監修/NHK出版)でチェックしていただきたい。本書は大河ドラマ第1作から第54作までの概要とその歴史背景解説、そして検定の模擬問題集が掲載されている。検定を受ける前に、しっかりおさらいしておくのがオススメだ。

 この問題集では3級(初級)60問、2級(中級)60問、1級(上級)20問が出題。実際の検定は2級までしか実施されないので1級は腕試しみたいなものだが、まずは挑戦してみた。結果は3級60問中49問正解。2級60問中41問正解。1級20問中7問正解。…正直、受からない。合格基準はおおむね70%だそうだから、3級なら何とかと思われそうだが、これは本書の作品概要などを読んだ後での結果なので、多少割り引いて考える必要があるだろう。とりあえず間違えた問題から、どのようなものが出題されるのかを考察してみたい。

〔3級(初級)〕
Q:次の女優の中で、大河ドラマと連続テレビ小説の両方で主演したことがないのは誰でしょう。
(1)松嶋菜々子 (2)宮崎あおい (3)綾瀬はるか (4)井上真央

 答えは(3)。この問題が意味するところは、本検定においては連続テレビ小説に関する知識も要求されるということだ。確かに私も大河ドラマと連続テレビ小説の両方を観ていた時期もあるが、結構な難問だった。ちなみに「かつてNHK大型時代劇『真田太平記』で真田幸村役を演じ、第55作『真田丸』にも出演する俳優は誰でしょう。」という問題も載っており(答えは草刈正雄)、大河ドラマ以外の知識も広範に求められる。

 初級からしてこの難度である。中級、上級に至っては主演俳優の名前はもちろん、作品の放送年代順や細かなエピソードまでが出題されていた。各作品の出演俳優は当然、脚本家や作曲家、タイトル題字を誰が手がけたかまでしっかり網羅しておく必要がある。本書はもちろん、多くの関連書籍に目を通しておきたいところだ。

 ちなみに「第1回 大河ドラマ検定」は2016年の5月29日に開催予定。4月25日現在、インターネットでの申し込みのみ受け付けている。各級の成績上位者は2016年9月下旬発売予定の『NHK大河ドラマ・ストーリー 真田丸 完結編』の誌面に名前が掲載されるという。名誉資格の色彩が強いが、まだ発表されていない合格者特典もあるので「我こそは」と思う大河ドラマファンは挑戦してみてはいかがだろうか。

文=木谷誠