深町なか『ほのぼのログ~大切なきみへ~』アニメ化にファン喜びの声!「素敵なアニメが生まれそう」

マンガ

公開日:2016/5/11

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 カップルや家族の仲の良い様子のイラストをTwitterで公開し、話題となった『深町なか画集 ほのぼのログ~大切なきみへ~』がアニメーション化されることが決定した。この発表にファンは「アニメ化すんの!? ヤバイうれし~!」「わわわっ! 楽しみすぎる!!」と喜びの声が多く上がっている。

 「ほのぼのログ」はイラストレーターの深町がTwitterに「#ほのぼのログ」というハッシュタグつきで公開していたイラスト。「ごく普通のカップルや家族のありがちな、ほのぼのエピソードが微笑ましい!」と人気を博し、フォロワー数が53万人を突破するほどの話題に。そして2014年4月25日にはTwitter上のイラストを画集としてまとめた『深町なか画集 ほのぼのログ~大切なきみへ~』が発売されたのだが、「ありふれた日常の中で起こる幸せな光景が描かれていて素敵!」「ささやかなエピソードなのに胸にジーンと来る」「こんな彼氏との関係、理想的だな~…って思いながら読むのが好き!(笑)」「優しいイラストが本当に好きです。大切な人にプレゼントしたい作品」と、特別な一冊になったという人が続出した。

 2015年3月14日(土)には深町のイラストを原案とし、藤谷燈子が執筆した小説『ぼくらのきせき ほのぼのログ』が刊行され、4つのカップルの物語が描かれた。しっかりもので感情が表に出ない女子と、感情豊かで女子とは正反対の男子が出会う物語「遅桜」や、大学進学のために上京した彼女と地元に残った彼氏の関係を描く「夏銀河」、バイヤーになるのが夢の雑貨店員の彼女と、最近様子のおかしい同棲中の彼氏のエピソード「秋の灯」、受験勉強中の女子高生が家庭教師に一目惚れしてしまう「冬日和」。「久しぶりにキュンキュンした~」「どのカップルも魅力的で、登場するどの男性にも惚れました(照)」「本なんか読まない息子がハマっていてビックリ! 私も読んだらあまりに素敵な物語なんで2度ビックリ!!」と絶賛の声が上がっている。

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 そして今回『深町なか画集 ほのぼのログ~大切なきみへ~』がNHK総合にて2分間のショートアニメとして全10話が制作されることになったのだが、そこで描かれるエピソードも魅力的だ。雨の日、ひたすら本を読み続ける男子と外へ出かけたい女子の微妙な気持ちのすれ違いをとらえた「雨」や、床にうつぶせになったまま動かない父親と、その様子をいぶかしそうに見下ろす幼い娘と母親のエピソード「パパ?」など、どこかクスリと笑いたくなるような話や共感できる物語が制作される。アニメ化に対してファンは「もう期待しかありません!」「ずっとTwitterで見てたからアニメ化とか嬉しすぎる~」と喜びに耐えない様子。

 監督は東京藝術大学出身でNHK・Eテレで放送された「がんばれ! ルルロロ」の制作に参加し、フィンランドの女流絵本作家であるユリア・ヴォリの絵本をアニメ化した「SIKA」(キッズステーション)の監督を務めた松井久美が担当。また作画を担当するメンバーも東京藝術大学出身の女性スタッフがメインになり編成されているという。絵コンテと演出を担当するのは「やわらか戦車」「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」などのFlashアニメを発表し、話題を呼んだクリエイターのラレコが務める。そしてアニメーション制作は、監督を務める松井も参加した「がんばれ! ルルロロ」や日本郵便キャラクター「ぽすくま」のショートアニメーションなど、可愛らしい作品の制作を手がけてきたファンワークス。

 この制作陣にファンは「ファンワークスならきっとほのぼのログの優しい世界観を表現してくれるはず!」「やわらか戦車のラレコさんが演出するんだー! 絶対可愛いアニメになる!」「このチーム編成は嬉しい! 早く見たい」「素敵なアニメが生まれそう」と期待の声が上がっている。

 原作者の深町は自身のTwitterで「アニメ、2分枠なんですが2分ってこんなに長かったっけ? と思う深い内容にえがいていただいてます。最終的にどんな素敵な作品になるか私もすごく楽しみ。動く瑛汰たちが見られる日が来るとは…!」と喜びをつづった。

 身近にいそうなカップルや家族の小さな幸せを描き続けてきた深町の作品。2分間という時間を共有して、そのほっこりとした世界に浸ってみてはいかがだろうか?

アニメ「ほのぼのログ」
放送時期:未定
原作:深町なか
監督:松井久美
絵コンテ:ラレコ
音楽:雨のパレード
アニメーション制作:ファンワークス
放送局:NHK総合

■『深町なか画集 ほのぼのログ~大切なきみへ~
著:深町なか
価格:1,728円(税込)
発売日:2014年4月25日
出版社:一迅社