井原西鶴『男色大鑑』が現代の気鋭BL作家陣によってコミカライズ!

BL

2016/5/13

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    装画:ZAKK

 井原西鶴と言えば、『好色一代男』『日本永代蔵』『世間胸算用』などが有名だが、『男色大鑑』という、男同士の恋愛をテーマにした短編小説集を執筆していたことは、あまり知られていない。

 『男色大鑑』は、1687年に出版され、前半部分は武家社会をテーマに、後半部分は当時流行の歌舞伎社会を舞台にした作品で構成されている。この知られざる名作『男色大鑑』を、現代の気鋭BL作家陣が、アンソロジー形式でコミカライズした『男色大鑑‐武士編‐』が2016年5月14日(土)に発売される。さらに6月15日(水)には『男色大鑑‐歌舞伎若衆編‐』も発売することが決定。西鶴の隠れた名作が、現代に蘇る。

 ZAKKや葛西恵が手がけた美しい装丁や装画、敬愛大学教授・畑中千晶の解説文も見逃せない。ここでは、一足先に豪華執筆人の作品の数々を少しだけお見せしよう。

    『夢路の月代(ゆめぢのさかやき)』オトノアヲ
    偶然の出会いが運命の恋に。だが想いを遂げられなったその時――。
    『色に見籠は山吹の盛(いろにみこむはやまぶきのさかり)』雁皮郎
    美しい若衆に一目惚れ。参勤交代にも付いていくほど惚れぬいて!?
    『詠めつゞけし老木の花の比(ながめつづけしおひきのはなのころ)』黒井つむじ
    故郷を捨て、二人でいる道を選び、老いさらばえてもなお鮮やかな恋。
    『嬲りころする袖の雪(なぶりころするそでのゆき)』時東穹生
    つまらない嫉妬から始まったいたずらが、いつしか苛烈になり――。
    『垣の中は松楓柳腰付(かきのうちはまつかへでやなぎのこしつき)』宮木りえ
    病床に伏せる若衆をただそっと見守り続ける侍。想いは届くのか――?
    『待兼しは三年目の命(まちかねしはさんねんめのいのち)』九州男児
    親友の念者に岡惚れ。美しい少年を取り合って争うはずが――!?
    『東の伽羅様(あづまのきやらさま)』眞山りか
    恋知らずの神童が旅人に一目ぼれ。恋い慕うあまり、魂が身体を離れ――。

■『男色大鑑-武士編-
原作:井原西鶴
著:オトノアヲ/雁皮郎/九州男児/黒井つむじ/時東穹生/眞山りか/宮木りえ
装画:ZAKK
解説:敬愛大学教授 畑中千晶
装丁:葛西恵
価格:1,000円(+税)
発売日:2016年5月14日(土)
出版社:KADOKAWA

面目や意気地のためには、命を捨てて顧みない武士たちの悲壮な恋。一人の美しい若衆をめぐって、朋輩の武士たちが恋のさや当て。殿様が寵愛する美童に、家臣が決死の横恋慕。恋の道を貫くために、命をかけて愛し合う男たちの生き様が描かれる――。


■『男色大鑑-歌舞伎若衆編-
原作:井原西鶴
著:ARUKU/阿弥陀しずく/大竹直子/雁皮郎/九州男児/黒井つむじ/眞山りか(予定)
装画:ZAKK
解説:敬愛大学教授 畑中千晶
装丁:葛西恵
価格:1,000円(+税)
発売日:2016年6月15日(水)
出版社:KADOKAWA

江戸初期、大衆を熱狂させた歌舞伎若衆。身過ぎ世過ぎで夜ごと金で身体を買われながらも、真実の愛は決して裏切らない――。凛とした美しさが人々を魅了する、歌舞伎若衆の生き様をご覧あれ。

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