「何をしても貯められなかった」あなたへ! 脳科学者が教える無駄遣いを止める方法

お金

2016/7/3

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 これまで「何をしても貯められなかった」あなたへ脳の専門家が教える「お金が溜まる」脳科学について書かれた『そのお金のムダづかい、やめられます』が、2016年7月1日(金)に発売された。

 同書では、最新の脳医学と心理学に基づいた「お金の使い方・貯め方」を提案。これまで「ガマン」や「努力」とワンセットと思われてきた「貯金」を、脳の力を借りてカンタンにする方法を紹介している。

 意外と知られていないが、脳は「もともと、ムダづかいしやすい」ようにできている。それは、脳は思考や判断をするのに非常に多くのエネルギーを必要とするからだ。きちんと考えれば正しい答えを出せることでも、脳は考える手間を惜しみ、「自動的に」「反射的に」判断しようとする。その結果、脳が判断ミスをしたり、売り手の販売戦略にひっかかって、しなくていい出費をさせられてしまう。

<ムダづかいの症状例>
・LINEの無料スタンプをよく使っている
・家計簿をつけているのに全然お金が貯まらない
・買った瞬間は大満足。なのに、あまり使っていないものがある!
・飲み会では「とりあえずビール」で始めがち
・「いつでも返品可!」と言われると、ひと安心
・欲しいものが高価なときは「似ている安いもの」でガマンする

 実はこれらは、脳の「浪費グセ」が端的にあらわれた症状。もし、この症状に1つでもあてはまるものがある人は、脳が勝手に“ムダづかいの命令”を出していることになる。

 お金を貯めたいと思っても、思うように貯まらない原因は、「浪費しよう」という命令を出している脳を、意思の力で押さえ込もうとしているからである。脳と意思が対立している状態ではガマンが生じ、ストレスが溜まるのは当たり前だ。

 一方、脳神経外科の専門医が提案する「お金の使い方・貯め方」は、これまでの「節約本」とはひと味違う。「あ、これ欲しい!」「買わなくちゃ!」と思ったとき、まず「脳が欲しいと思い込まされていないか」を自分で客観的に点検してみるのだ。脳の命令やホルモン分泌は一過性のものなので、脳が思い込んだことで生じた物欲は、脳からの命令が止んだ瞬間に収まるだろう。この客観的な点検は、脳科学でいう「メタ認知力」を用いて行う。同書では、より簡単に「メタ認知力」を身につけるための「ストーリー思考」を、練習問題を交えて紹介している。

<脳の不思議な性質例>
ある雑誌の購読者に「印刷版(年間125ドル)」「ウェブ版(年間59ドル)」「印刷版とウェブ版のセット購読(年間125ドル)」の3つから、自分が購読したい形を選んでもらったとき、84%が「印刷版とウェブ版のセット購読」を選び、100人あたりの出版社の売り上げは11,444ドルになる。
同じ購読者に、「ウェブ版」「印刷版とウェブ版のセット購読」の2つから、自分が購読したい形を選んでもらったときは、68%が「ウェブ版」を選び、100人あたりの出版社の売り上げは8,012ドルに。
選択肢が2つから3つになっただけで。52%の人が「余分にお金を払うほう(ムダづかい)」を選ぶのだ!
(アメリカ・デューク大学 ダン・アリエリー教授の実験より)

 「真の贅沢」や「満ち足りた暮らし」は、有意義にお金を使う中でこそ、実現する。ただの倹約でもない、ガマンでもない、これからの新しい「お金の使い方」を身につけよう。

■『そのお金のムダづかい、やめられます
著:菅原道仁
価格:1,230円(+税)
発売日:2016年7月1日(金)
出版社:文響社

菅原道仁(すがわら・みちひと)
脳神経外科医。菅原脳神経外科クリニック院長。クモ膜下出血や脳梗塞といった緊急の脳疾患を専門として、国立国際医療研究センターに勤務。その後、脳神経外科専門の北原国際病院(東京・八王子市)に15年間勤務し、2015年6月より菅原脳神経外科クリニックを開院。誰もが人生を楽しむため、人生目標を達成するための医療を目指し、日々診療にあたっている。

※掲載内容は変更になる場合があります。